手術前の夜 そっけない主人

手術前の夜、夕飯の時パパにtv電話しました

野球を見ているようで

家族との話もあまり聞いていないようだったので、

早々に電話を切りました。何だろう?

と思いましたが、手術前できんちょうしているん

だろうと、あまり気にしませんでした。

 

主人は好きな球団があり、いつも

その球団の試合があると、有料TVで毎回見たり

実際に球場へ野球観戦に行ったりしていました。

 

手術をする前に、家族で試合を見に行こうという

ことになり、行くことになりました。

 

はじめ、野球を見に行こうといっても

あまり気乗りしなかった主人ですが、

とにかく今年最後の野球観戦をしよう!!

ということになり、入院する一週間前に

行ったんです。

 

球場についたときは無口な主人でしたが、

試合が始まると、試合に熱中して

観戦していました。

 

球場でも主人はマメに動き

観戦用の風船を家族の分、作ってくれたり

キッチンカーに子供とごはんを

買いに行ったりと、家族で楽しんでいました。

 

そんな中、主人が応援している選手が

ホームランを打ち

主人が子供のように喜んで、

子供たちと一緒に大喜びしていました。

私が引くぐらいのはしゃぎっぷりです。

 

その日は試合後のイベントがあり

花火大会のイベントがある日でした。

 

試合が終わり花火が打ち上ると

主人は黙ってみていました。

さきほどのはしゃっぎぷりとは

違って、しんみりと見上げていていたので

 

私が「今日の試合よかったね、また来年も

こようね」

 

主人は「ん・・・ そうだね・・・」

 

あまり話してはくれませんでした。

ただただ無言で花火を見ているだけ

でした。

 

その横顔が今でも思い出します。

寂しいような、おびえているような

そんな感じを受けました。

 

なんでしょう、今になって思えば

主人は、また来れるのかな

もしかしたら・・・

など考えていたのかもしれません

 

主人が亡くなって1年後の9月

主人と一緒に球場に行った日に

試合があったので、家族で球場にいくことに

しました。

主人がいつも取っていた座席を予約して

 

パパを球場へ連れて行こうという思いで・・・

 

席も去年と同じだったので、

となりに主人がいるような、いないような

そんな感じで観戦していました。

 

観戦していたら、主人が応援していた選手が

ホームランを打ったのを見て、

子供たちが

「パパ、いるね!パパ、ホームランで

喜んでるよ」

と言ってはしゃいでいました。

私もびっくりです。

パパも見たかっただろうな・・

いや。見てんのかな・・など

思ったり

 

その日も花火大会のイベントがあり、

花火を見上げていました。

 

亡くなる前観戦した時の、主人の横顔を思い出し

涙が出てきました。

今思うことは、野球観戦できて、

良い思い出が作れて

よかったと思っています。

 

今年も行こうかなと思っています。