今回は2011年に公開されたスピルバーグとの24作目。
本作はスピルバーグにとってもジョン・ウィリアムズにとっても初のアニメーション映画です。
タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密 オリジナル・サウンドトラック
なんとも訓令式で読みたくなるタイトルですが、大人なのでちゃんと英語読みしましょう。
英語読みでも「ティンティン」ですけども。
新聞記者のタンタンが特ダネをかぎつけて大冒険する話です。
曲ですが、これが壮大なライトモチーフ案件です。
ライトモチーフの大売り出し。
ものすごくいっぱいライトモチーフがあります。
・タンタンの第1テーマ
・タンタンの第2テーマ
・スノーウィーのテーマ
・ハドック船長のテーマ
・サッカリンのテーマ
・デュポン&デュポンのテーマ
・ユニコーン号のテーマ
・ムーランサール城のテーマ
・海賊のテーマ
・対決のテーマ
・カスタフィオーレ夫人のテーマ
はい、久しぶりに出ました、スターウォーズ超え。
1992年のフックに継ぐライトモチーフ数。
これはですね、さすがに譜起こしするのはしんどいです。
正直この作品に対してそこまでの熱量が注げないので流させて下さい。
好きなサントラではあるんですけども。
楽曲解説
割 愛
いや、あのですね。
いつも楽曲に対してですね、
この曲はこのシーンで、この場面に対してこのライトモチーフが流れてきて、
とかやってるんですけどね。
それ本作についてはライナーノートに完璧に全部載ってるんですよね。
スターウォーズについては超熱量でライナーを上回る文章量を繰り出しましたけども、
本作についてはライナーに書いてある以上に語れる事も無い。
ライナーに書いてあることを丸写ししても仕方ないし、
そもそもそれ著作権に抵触するでしょ?
だからもう、本作は国内版を購入して前島秀国氏の完璧なライナーを参照ください。
楽曲の感想
解説は全てライナーノートに丸投げしましたので、感想だけ。
1.タンタンの冒険
キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン依頼復権している御大のジャズ案件。
スピーディなジャズ・テイストの主人公のテーマが心地良いです。
2.スノーウィーのテーマ
かしこかしこな犬、相棒のスノーウィー。
主人公のテーマは本編であんまり目立たなくて、むしろこっちの方が耳に残ります。
そしてこのトラックは本作で唯一のコンサート・バージョンなんですね。
だから本作の代表曲はむしろこっち?
3.ユニコーン号の秘密
ここから本編ですけども、サントラは全然時系列順では無いです。
幽玄なユニコーン号のテーマがサックスで演奏されます。
サックスっていうのも従前の御大のスコアの編成にあまり登場しなかったですが、
キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャンからお気に入りになっているんですかね。
4.デュポンとデュポン/スノーウィーの追跡
間の抜けた刑事、デュポンとデュポンの間の抜けたテーマです。
原語ではDupond&Dupontだそうです。
スペルが違うだけで発音は同じというお遊び。
それ言ったら日本人なんて漢字が違うけど発音が同じ名前はありふれていますので、
日本じゃそんな遊びは出来ないですね、むしろ。
5.ムーランサール城
この曲は非常にアニメーション調であると感じます。
ライトモチーフが多用されていますが、全くスターウォーズ的ではない。
むしろミッキーマウシングされてますね。
登場人物の動きに音楽が同調されている。
そんな作り方ですね。
6.カラブジャン号のからの脱出
大仰なアクション・スコアです。
非常にジョン・ウィリアムズ的です。
ブラボー。
7.フランソワ・ド・アドック卿とユニコーン号
栄光のユニコーン号!
幽玄なユニコーン号のテーマが次第に勇壮になっていくのがかっこいいです。
後半はそのままかっこいい海賊音楽!
8.ハドック船長、オールを漕ぐ
酔いどれ音楽ですね。
9.レッド・ラッカムの呪いと財宝
2分30秒くらいからの対決のテーマが良いですよね。
本作で一番長い曲なんですが、あんまり書く事が思い付かない。
10.スリをつかまえろ
クラリネットによるコミカルな音楽。
どことなくフランスのエスプリを感じさせます。
イベールかプーランクみたいな音楽。
11.バグハルへの飛行
バリトン・サックスが主旋律とは珍しい。
スカパラ以外であんまり聴いた事無いですね。
12.ミラノのナイチンゲール
住む世界が違う感じの音楽。
13.ビアンカ・カスタフィオーレのアリア
フランスの作曲家シャルル・グノー作曲の1867年初演の歌劇「ロメオとジュリエット」のアリアです。
破裂音が入ってますが、基本的には既存曲です。
14.ファルコンを追え
ミレニアムじゃないファルコンですが、これはなかなかスターウォーズ的ともいえるアクション・スコアです。
壮大で重厚。
15.船長の励まし
酔いどれ船長のテーマと思いきや、時にはキリっと演奏させる。
そんな振れ幅を含んだライトモチーフが作れちゃうのがジョン・ウィリアムズの凄味なんですよ。
16.最後の対決
金管低音群の重厚な響きを堪能できる音楽。
彼らこういう活躍の場を喜びますからね。
17.再びムーランサール城へ/フィナーレ
壁を破壊してその向こうにあるお宝を発見する展開。
ぽこ あ ポケモンみたいな展開。
18.冒険は続く
コンサートでも演奏される曲。
ジョン・ウィリアムズお得意のスケルツォ楽曲です。
ジョン・ウィリアムズって12/8拍子の曲多いですよね。
以上です。
次作の戦火の馬は執筆済なので、
次回記事はリンカーンです。


