さて、2作目ですね。

 

インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説

 

これはリマスター版の輸入盤がお手頃で買えます。

曲数も公開当時に出たものの2倍の22曲入り。

おすすめ。

 

 

今作ではインディは上海から始まってインドで冒険します。

 

インディ以外は新キャラですのでレイダース・マーチ以外の曲は新規曲。

 

テーマ曲としては3曲の追加です。

 

 

  

みんな大好き、ショーティーのテーマ

 

中国人(多分)の孤児ですね。 

 

midiでは力量的にも再現困難でしたが、完全なる中華風メロディ。

 

インディとのコンビネーションもバッチリで、

演じているキー・ホイ・クァンの先日のアカデミー賞の授賞式での

ハリソン・フォードとの感涙ハグも記憶に新しいですね。

 

このテーマの後半、

どことなく電撃ネットワークを思い出すパッセージがありますが、

これはショーティーのテーマと言うよりウィリーのテーマですね。

ウィリーのテーマを16部音符で刻んだものです。

 

これは劇中でショーティーのテーマが大々的に流れるシーンで、

このタイミングでウィリーのコミカルなシーンが挟まるから

ウィリーのテーマが挟まっているんですね。

 

そのままエンド・クレジットのショーティーのテーマでも挟まってます。

 

 

 

そして今作のヒロインにしてスピルバーグの嫁、

ウィリーのテーマです。

 

なんかウィリーって覚えにくくないです?

 

ギアいじったっけロー入っちゃってもうウィリーさ

の、ウィリーです。

(わかるひとにはわかる)

 

このテーマはね、

とりあえずショーティーのテーマとの親和性はすこぶる高いですね。

ショーティーのテーマに含まれちゃってますからね。

 

 

 

 

拉致されて地下で強制労働させられていた少年たちのテーマです。

 

これはほぼ今作のテーマ曲ですかね。

 

暗く重苦しい曲ですが、どことなくトレジャーハンティング感のある曲で、

昔ぷっすまのお宝探しの企画でずっと流れてましたね。

 

 

では曲目解説を。

 

輸入盤は日本語付いてないので、11曲版のサントラで解説しますね。

22曲版にももちろん入ってますし、

解説したい曲は11曲のでだいたい足りてます。

 

 

エニイシング・ゴーズ

 

これはミュージカル・ナンバーの引用ですね。

 

ジョン・ウィリアムズお得意の絢爛豪華なアレンジで。

 

そもそもジョン・ウィリアムズが初めてアカデミー賞取ったのは、

ミュージカル「屋根の上のバイオリン弾き」の編曲賞ですから。

 

 

上海の街角

 

クラブ・オビワンから脱出したインディと、

巻き添えにされたウィリーをショーティーがナイスキャッチ。

 

上海の街で逃走劇を繰り広げます。

 

そもそもラオ・チェーはどうしてあそこまで

インディを殺すことに固執していたのだろう??

 

曲はショーティーのテーマが初登場。

 

レイダース・マーチことインディのテーマと共に逃げおおせます。

 

 

夜の熱気

 

ウィリーのショータイム。

 

インディーを誘い込もうとするウィリーですがすれ違います。

 

独り相撲をするウィリーの裏でインディは刺客に襲われます。

 

なお、曲順は映画の時系列とは全く一致していません。

 

 

ショート・ラウンドのテーマ

 

勇壮なアレンジのショーティーのテーマ。

 

一行が象に乗ってパンコット宮殿に向かうシーンで流れます。

 

ショーティーのテーマの間に捕われた少年たちのテーマが挟まっています。

 

 

鎖につながれた少年たち

 

インディが地下で強制労働させられている少年たちを発見したシーン。

 

捕われた少年たちのテーマがより悲劇的で悲しいアレンジになっています。

 

途中でショーティーが檻に捕まってるシーンがあるため、

ショーティーのテーマが挿入されています。

 

 

雪上の救命ボート

 

随分と時が戻った感がありますが、雪上アクションシーンです。

 

救命ボートでセスナから空中に飛び出し、膨らませ、

そのまま雪山に軟着陸。

 

ありえねー!ゼルダかよ!

 

いや、大好きですけど。

 

 

魔の宮殿

 

この不気味な曲はサンスクリット語で書かれています。

 

ジョン御大お得意のサンスクリット語です。

 

古代インドの言葉で、スターウォーズの運命の闘いでも採用されていますね。

 

ちなみにサンスクリット語に由来がある日本語は、

お盆、お彼岸、旦那、達磨、阿修羅、、、

 

仏教に縁が深い言葉ですが、サギーという邪教でも用いられたんですね。

 

 

迷路と死の罠

 

インディとショーティーが落ちてくる針天井の部屋に閉じ込められ、

ウィリーに助けを求めているシーンです。

 

これもジョン御大お得意の緊迫感に溢れた曲ですね。

 

スターウォーズのゴミ圧縮機のシーンを彷彿とさせますね。

 

 

奴隷にされた少年たち

 

インディが少年たちを逃がすと決め、大立ち回りをするシーン。

 

これはもうほぼコンサートバージョンですね。

 

こういう聴きやすい感じのがサントラ内に普通に混じっているのは

とても良いですね。

 

 

トロッコ・チェイス

 

ネプリーグでもお馴染み、トロッコチェイスのシーンですね。

 

こういうスケルツォ楽曲も御大のお得意。

 

これもインディといえばこのシーンといった感じです。

 

レイダース・マーチは1フレーズしか流れないんですけどね。

 

 

フィナーレとエンド・クレジット

 

今作ももちろんレイダース・マーチから始まります。

 

これが流れないと締まらないですからね。

 

しかしながら今作のレイダース・マーチは一味違う。

 

ショート・ラウンドのテーマが絡んでくるんですね。

 

さすがナイス・コンビ!

 

その次は捕われた少年たちのテーマ

 

少年たちが明日に向かって走り出すかのようですね。

 

次にショート・ラウンドのテーマ

 

今作大活躍でしたからね。

 

そしてウィリーのテーマ

 

今作もインディはモテてました。

しかしながら今作はレイダースより前の時系列。

成長したマリオンと出会う前ですからね。

 

最後ももちろんレイダース・マーチ

 

いやはや、完璧な魔宮の伝説メドレーです。

 

 

 

楽曲解説も以上です。

 

次は最後の聖戦。 

 

大傑作ですね。