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38.スカイウォーカーの夜明けサントラ解説 後編

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け

 

ラスト!

スカイウォーカー・サーガ9部作、ラスト記事です!

ここまで記事38本!

長かった!

 

ただですよ。

思い残す事はありますよ。

エピソード2以降、最後のジェダイを除いて完全版が無いじゃないですか。

忘れた頃に完全版出してくれないですかね?

そろそろ良いんじゃないですか?

ボックスセットでも良いから。

 

未来に期待しつつ、ラスト記事いきましょう。

 

 

 

楽曲解説 (後編)

 

10.誘惑

これはカイロ・レンがレイにパルパティーンの孫であることを告げるシーンです。

か細い弦の調べが物事の核心に迫る様です。

 

そして挿入されるのはダークサイドのテーマ

 

その後の部分はまたしても行方不明。

本編では聴き当りません。

何やら悲劇的な調べが奏でられていきます。

オーダー66を彷彿とさせます。

 

レイのテーマが挿入されていることからレイに関するシーンではある。

あるいは先ほどのシーンのそのまま続きだったのかも知れない。

 

最後に早いパッセージが現れますが、これはもしかしたらミレニアム・ファルコン登場のシーンかも知れない。

聴き当らないので真相は不明です。

 

 

11.戦いの時

これまた頭から行方不明です。

静かな戦いの前の描写に聴こえます。

静かにレジスタンスのマーチが流れてきます。

  

次に勝利のテーマ

 

その次の軍楽調のレジスタンスのマーチから本編復帰。

これはどう聴いても明らかにポーの演説で出撃準備をするレジスタンスのシーンです。

 

最後に勝利のテーマで勝利フラグを立てて出陣します。

見事。

 

 

12.最後の決闘

これはシーンが戻って映画中盤。

デス・スターでライトセイバーを交えるレイとカイロ・レンです。

激しいアタック音で剣劇を表現しています。

 

そしてカイロ・レンのテーマ

 

次にコラール的なパートが挟まってきますが、これは行方不明。

その次の神秘的な響きの部分からはレイがレンを治癒するシーン。

ここではやはりフォースのテーマ

 

そして画面はレジスタンス基地に移り、レイアが逝くシーン。

ここでもちろんレイアのテーマ

あぁ、親愛なる我らのプリンセス・・・。 

 

 

13.レジスタンスの戦い

この曲は明らかにエクセゴルで奮闘するポー達の曲です。

しかしながらおそらくシーンが編集されまくってて跡形もないです。

この曲は雰囲気で聴いて下さい。

ただ、色んなテーマが聴こえてきますね。

 

ポー・ダメロンのテーマ

 

スター・ウォーズ・メイン・テーマ

  

フォースのテーマ

 

レン騎士団のモチーフらしきもの。

 

とまぁ、スター・ウォーズの空中戦らしい曲になっています。

  

  

14.闇の玉座

レイがパルパティ-ンの元に訪れるシーンです。

当然のダークな雰囲気。

 

そして流れ始めるのはダークなレイのテーマ

 

ひたすらダークな調子でパルパティーンが孫娘をダークサイドに引き込もうとします。

 

すると突然活発なメロディが現れますが、これは挟まってきたポーの奮闘シーンです。

勝利のテーマレジスタンスのマーチも挟まってきます。

 

そしてダークなコーラスと共に再びパルパティーンとレイのシーンへ。

ここで曲が終わります。

 

 

15.フォースと共に

パルパティーンにやられて横たわるレイが上空の空中戦を眺めるシーン。

レイのテーマ冒頭の怒りの日によるモチーフが静かに流れます。

  

そして語りかけてくる先人ジェダイ達。

決意と共に再びパルパティーンに立ち向かうレイ。

 

我はシスの全てであると宣言するパルパティーン。

堂々たる皇帝のテーマが奏されます。

 

それに対抗するはジェダイの全て、レイ。

堂々たるフォースのテーマで皇帝に打ち勝ちます。

 

そして晴れやかな勝利のテーマ

勝利です!

 

勝利を祝福して反乱軍のファンファーレも高らかに奏でられます。

 

 

16.別れ

これはもうタイトル通り。

レイとレンの別れのシーンです。

 

皇帝との闘いで力を使い果たしたレイが力尽きて気を失います。

レイのテーマ

 

そこに現れたのはライトサイドに帰ってきたカイロ・レン、いや、ベン・ソロ。

静かなカイロ・レンのテーマ

 

穏やかなレイとベンの時間が描写されます。

 

ベンがフォースをレイに送り込むと息を吹き返すレイのテーマ

我々に「そうだ、これはアメリカ映画だった。」と思い出させるいらないキスシーン。

そしてベンくんさようなら。

 

その後軽快なパッセージと共にレイが仲間の元に帰還し、勝利のテーマでめでたしめでたしです。

 

 

17.再会

はい、お疲れさまでした!

9部作お疲れさまでした!

ここからは大いなるカーテンコール

ライトモチーフのカーテンコールです。

 

 

まずは軽快なホルンのパッセージでご挨拶。

最初にご紹介するはやはりこれ、

まずは主役たるスター・ウォーズ・メイン・テーマさん。

拍手!

 

次に彼が居ないとお話にならない。

フォースのテーマさん。

拍手!

 

お次は今作の主役、友情のテーマさん。

拍手!

 

次にお迎えしますはライトサイドの頭目、ヨーダのテーマさん。

拍手!

今回は帝国の逆襲ぶりにおちゃめなBメロも聴かせてくれましたよ。

マスター・ヨーダにじっくり登場頂いた後はやはりこの方。

  

続三部作の主人公、レイのテーマさん。

大拍手!

 

続きますはレイの後見人、ルークとレイアさん。

彼らが居ないと話は回らなかった。

大拍手!

 

最後に友情のテーマをおかわり。

今作で描かれたのは友情でありますからね。

  

 

18.新たなる故郷

ちょっとカーテンコールおやすみ。

ある意味ポストクレジットです。

 

レイがタトゥイーンに行くシーン。

穏やかなレイのテーマ

ちゃんとフォースの覚醒を再現したそり滑りシーンに同じ曲被せてるのが偉い。

 

 

19.フィナーレ

エンディングです。

これも1曲目と同様に何故かタイトル変えてきてます。

エンド・クレジットじゃないんだね?

 

なお、今作のエンド・クレジットはサントラ盤と本編が同じ内容です。

これは案外珍しい。

 

さて、曲に入ります。

 

まずはスター・ウォーズのエンディングといえばこれ。

フォースのテーマ

ちゃんと二つの夕陽にフォースのテーマ被せて終わらせる。

JJわかってる。

そう、これじゃないと終われない。

さすがに9部作の最後はこれじゃないと終われない。

二つの夕日をBB-8にオーバーラップさせるのは上手い。

 

 

そしてジャンガジャンガからのエンド・クレジットです。

最初はもちろんメイン・タイトル

そして反乱軍のファンファーレ

再びメイン・タイトル

ここまではいつものやつ。

 

 

次が毎作の新曲のコーナー。

 

まずは友情のテーマ

友情は尊いですね。

 

次はダーク・サイドのテーマ

ダーク・サイドは聴き納めにしたいですね。

  

 

ここからは再びのカーテンコール

 

まずはまさかの帝国のマーチ(ダース・ヴェイダーのテーマ)

まさかここに来て劇場で帝国のマーチが聴けると思っていなかったので震えましたね。

 

次にレイのテーマ

続三部作をしっかり締めくくります。

 

次に勝利のテーマ

感動的です。

 

そしてまさかのメイン・タイトルオープニング・クロール・バージョン

ラストに主題曲流れるやつ!

 

からの、帝国の襲撃

1作目の頭のシーン!

 

反乱軍のファンファーレ

 

 

そしていつものエンド・クレジットの締めに入っていき、

共和国のテーマで締めます。

 

完璧!

 

 

これにて御大の第九交響楽、終演です。

全くもって、全くもってお見事な第九でした。

 

御大、私はこの時代を生きられて果報者でした。

ありがとうございました。

御大と同じ時代を生きた事、そして松本のキッセイホールで同じ空気を吸った事、

全てが幸せそのものでした。

本当にありがとうございました。

 

御大が元気でいらっしゃるうちにこの記事を書き終えることが出来感無量です。

御大も今しばらくお元気でお過ごし頂ける事を心より願っております。

 

 

-スカイウォーカー・サーガの音楽論、完結-