新年あけましておめでとうございます!
今年はスピルバーグの4年ぶりの新作にしてジョン・ウィリアムズの3年ぶりの新作、
ディスクロージャー・デイの公開があります。
今年も張り切って記事更新していきますよ。
さて、2026年は午年でしたね。
馬の映画から始めましょう。
この映画はジョン・ウィリアムズとスピルバーグの25作目のタッグとなる2011年の作品です。
円熟期を通り越して完熟期の御大の作品ですね。
もう安定しまくっております。
本作に於いてはライトモチーフなんていう大技も特になし。
ただただ安定した劇伴を提供してくれております。
そうなると書く事あんまり無いんだな、これが。
考えるな、感じろ。なんですよね。
ただただ聴いていれば、ただただいい曲なんですよね。
映画の内容を簡単に解説すると、
本作の主人公は「馬」です。
人ではなく馬。
ある若者の元に親父さんが買ってきた馬がやってきて、かけがえのない存在になるんです。
そこで第1次世界大戦が勃発。馬は軍馬として徴用されます。
徴用した軍人さんは必ず馬を返すと約束してくれましたが、そこは戦場。
そう簡単にはいかず、馬は数奇な運命と大冒険を経て、最後におうちに帰ります。
なかなか雄大で面白い映画です。
楽曲紹介
楽曲解説ではなく、“紹介”としました。
解説と言えるほど曲を解説出来る気がしないので。
解説というより感想しか書きようがないです。
しかしながらライナーノートには詳細な解説が載っています。
詳細な解説はライナーに任せる事にするので日本盤をご購入下さい。
プロには勝てないな、スターウォーズとフックの解説以外では。
曲は映画の時系列順になっています。
ありがたい。
1.ダートムア、1912年
コンサートでも演奏される、本作の代表曲です。
映画の冒頭のタイトルで流れる曲です。
馬が駆ける雄大な草原を想起させるような、そんな曲になっています。
ジョン・ウィリアムズの円熟味を感じさせます。
2.馬の競り市
親父さんが気持ちが昂ってうっかり身の丈に合わない馬を買っちゃうシーンです。
コミカルな感じの曲です。
親父さん、気持ちはわかるよ。
我々マニアはたまにうっかり身の丈に合わない買い物をしたくなっちゃうんだよね。
親父さん、こっち側の人間だろう?
3.帰宅、友情の絆
酩酊して歩むような、そんな雰囲気を感じる曲です。
時折1曲目の馬が駆けるときの曲が顔を出します。
後半は主人公アルバートとジョーイと名付けた馬との絆が芽生えます。
聴いていればわかりますね。
すごく分かりやすい曲作り。
4.呼び声を教える
アルバートとジョーイとのやり取りです。
Final Fantasy12は明らかにジョン・ウィリアムズの作風に寄せた曲が展開されてましたが、この曲は逆になんだかFinal Fantasy12っぽい曲です。
あのゲーム、キャラクターも設定もほとんどスターウォーズでした。
好きなゲームです。
5.種蒔き、自動車との競争
時は移ろい、種蒔きの季節。
穏やかな時が流れるような曲です。
次に雄大な曲が流れ、ジョーイと自動車との競争。
やはりこういう曲こそジョン・ウィリアムズの真骨頂です。
6.荒地を耕す
力強く荒れ地を耕すジョーイ。
駄馬とバカにされていたジョーイですが、素晴らしい開墾力です。
みるみる耕されていく畑の様子に付随して、曲も盛り上がっていきます。
アルバートとの絆も感動的に奏でられます。
7.カブの全滅、第1次世界大戦開戦
畑のカブが全滅してしまう悲しい曲。
穏やかな時も終わり、戦争の足音が聴こえてきます。
そしてジョーイは軍馬として売られてしまうことになりました。
ティム・モリソンによるトランペット独奏がジョーイの軍馬としての運命を奏でます。
8.奇襲と捕縛
トランペットの独奏が戦闘開始を告げます。
次に駆けるようなパッセージ。
騎兵隊が敵軍に奇襲を仕掛けます。
ところがそれは罠。
逆に捕縛されてしまいます。
悲しみの音楽。
9.兄弟の脱走
ジョーイの世話役の兄弟が脱走するシーン。
ジョーイは逞しく生きながらえていきますが、ジョーイの周りの人たちはわりと悲しい事になりがち。
戦争ですからね。
そうしてジョーイの数奇な運命は移ろいゆくのです。
これも悲しい音楽。
10.ジョーイの新しい友達
これは新しく飼い主になった少女、エミリーとのシーン。
久しぶりの明るいシーンです。
曲も明るくて良いですね。
ホルンのパッセージがレイのテーマの冒頭を想起させます。
その後は少女の明るく快活な様子が描写されます。
11.大砲を引く
つかの間の平和も長くは続かず、再び戦地へ。
文字通り大砲を引かされるシーンが力強いパッセージで描写されます。
苦難の時。
12.トップソーンの死
ジョーイが長らく共に歩んできた友馬、トップソーンに捧げられるエレジーです。
ジョン・ウィリアムズが本気で書いた悲しみの曲は悲しすぎる。
それでも最後に希望を示してくれるのはさすが。
13.中立地帯
イギリス軍とドイツ軍とのにらみ合いの緊張感を描写する無調音楽。
後半は疾走感に溢れる曲。
ジョーイ、遂に前線から解放され自由に駆け出しました。
戦地を駆けるジョーイの様子が力強く描写されます。
14.再会
ジョーイ、アルバートとの奇跡の再会。
絆が感動的に描写されます。
弦が中心となって穏やかな時を奏でていきます。
15.エミリーの思い出とフィナーレ
エミリーの祖父がエミリーの事を穏やかに語るシーン。
そしてジョーイは再びアルバートの馬となり、共に故郷に帰ります。
数奇な運命の後に再び穏やかな時を得たジョーイを描く、感動的な曲です。
16.帰郷
エンド・クレジットです。
ここまでで流れた曲のおさらいです。
まずは序盤の陽気な感じの曲から始まります。
それが盛り上がっていき、次にフルートによるカデンツァ風のパッセージ。
その次に大自然を描写するメロディに移ります。
それがやがて絆のパッセージに替わっていきますが、
ただのメドレーなんかではなく全体で流れるように一体の曲として変わっていくのがさすがです。
じっくり聴かせるもの。
見事。
以上です。
次の更新はちょっと空くかも。


