こんばんは。
本日のブログを担当させていただきます、
日本女子体育大学水泳部 監督兼コーチの甫本 研太(ほもと けんた)と申します。
昨年度にコーチとなり、今回が1年越しでの初ブログとなります。
先週の兵頭先生に初ブログのハードルを棒高跳並みに上げていただき、何を書こうか悪戦苦闘しておりますが、少しでも私や水泳部のことを知っていただける場とできるよう書かせていただきます。
まずは、簡単に自己紹介させていただきます。
【誕生日】1994年6月26日
【出身地】三重県
【現役時代のS1】自由形 (短距離)
【戦歴】日本選手権出場、インターハイ表彰台
【座右の銘】「努力する人は希望を語り、怠ける人は不満を語る」
<私の水泳競技人生>
私の水泳人生の始まりは、「兄の影響で物心ついた頃には水泳をしていた」というありがちな始まりです。
ですが私は水泳一筋ではなく、幼少期、水泳以外のスポーツもさせてもらっていましたし(テニス、ソフトボール、陸上、マラソンなど)、もちろん学校の体育は全て全力で取り組んでいました。
そのおかげで、苦手に感じるスポーツはなく、指導者になった今では、水泳にも非常に良い影響があったと感じています。
なので、もし小中高生でこのブログを見てくれている方がいれば、水泳のためにも色々なスポーツをすることをお勧めします!
少し脱線しましたが、他のスポーツと比べて、水泳が少し向いていたというくらいの理由で高校に入る頃には水泳1本になっていました。
そして、毎日の練習、連休の合宿など、よくある競泳選手の生活を送り、大学4年生の引退まで水泳漬けの日々を過ごしました。
当然、選手なので、楽しいことも苦しいことも、少しばかり苦しいことの方が多く経験しましたが、周りの方々にも恵まれ、特に大学4年間の水泳人生は今の私の人生観などを形作る非常に大切な時間となりました。
<私の水泳指導者の始まり>
大学卒業後、指導者の道へ進むわけですが、指導者人生を語れるほどの厚みはまだないので、私が指導者となった経緯などをお伝えできればと思います。
私、今では一指導者として練習メニューを作成していますが、実は大学時代1度も高校時代の自己ベストを更新することができずに引退しました。
ですが不思議なもので、そんな終わり方をした水泳に今でも携わり、職業にしている私は、水泳が好きなのだろうなと思います。
では、なぜ水泳が好きなままでいられたのだろうかと思い返すと、やはり周りの「人」に恵まれていたからだと思います。
Bestからほど遠いタイムで泳いでいるときでも、一緒に頑張りたいと思わせてくれる仲間や自分に時間を使い続けてくれるコーチの方々など、周りの人のエネルギーが自然と足を水泳に向けさせ続けてくれたと感じています。
そんな水泳部に少しでも何か返してから去りたいなと思い、大学院に進んだのが私の指導者の始まりで、大学院1年目の冬に初めて担当選手をもち、本格的な指導者生活がスタートしました。
そして、自分の頑張りが誰かの水泳人生を少しでも豊かにできる、最終的にはそれが自分のためでもあると感じられる指導者の魅力に惹かれ、のめり込むことになりました。
指導者になったばかりの頃は未熟で上手くいかないことが多く、担当選手にも申し訳ないなと思うことが多々ありました。
ですが、選手時代と同じくトライアンドエラーを繰り返し、少しずつトレーニングへの理解が深まり、引き出しが充実し始めました。
その過程の中で、全国大会の入賞や優勝、日本代表の輩出など駆け出しながら色々な経験をさせてもらい感謝しています。
また一方で、「あの時自分がこれをわかっていればもっとタイムを出させられたのでは?」ということは今でも多々あります。
なので、今はこれから先、そう思うことを少しでも減らせるよう、私自身色々なことを吸収・勉強し、学生とともに絶賛成長中です。
また、私を水泳に繋ぎとめてくれたようなエネルギーを出せる指導者になりたいと思っていますし、そんなエネルギーが充満している部にしていきたいと思っています。
<私から見た日本女子体育大学水泳部>
日女の教員となる前から、水泳部のことは知っていましたが、私の記憶に残っていることがあります。
それは、コロナ明け、声出しでの応援が許可されて間もなく、予選競技中、静かな試合会場の中で声を出して応援する日女の水泳部です。
その頃から、周りは関係なく仲間を応援できる、そういったことを大事にする水泳部なのだと見ていました。
そして、それは水泳部のコーチとなった今でも変わりません。
非常に真面目で、水泳に対して真摯に向き合うことのできる人ばかりです。
時折、もう少し馬鹿になってみてもいいのでは?と思う時もあるほどです (いい意味で)。
もちろん人間らしい部分もあります。
練習外の時間は笑顔が絶えず、声のボリュームもやや大きめです。
きつい練習の日のメニュー説明は暗くなります。
調子の悪い日は無表情になります。
日女の水泳部員は全員と言っていいほど顔にでます。
それも、真面目さが故にだと思っていますが、今はそこで「もう笑うしかないよね」とネジを1.2本外せる子を出していきたいと目論んでおります。
昨年・今年で指導者体制が大きく変わり、この水泳部をより「強くしたい」「強くなりたい」と新スタッフ陣・学生ともに日々奮闘しております。
そういった水泳部や部員の雰囲気を実際に見てみたい、感じてみたいという方は、練習参加や見学もウェルカムですので、いつでもインスタ等からご連絡ください。
ここまで拙い文章ではありましたが、私や水泳部のことを少しでもお伝えできたでしょうか?
学生たちもどうすれば水泳部のことをもっと多くの人に知ってもらえるだろうかと試行錯誤時しながら、これからもブログやインスタで情報を発信していきますので、ご愛読いただければ嬉しく思います。
次の日曜日にもコーチ紹介が続きますので、ぜひご覧ください。