日本女子体育大学 水泳部

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こんばんは。

本日のブログを担当させていただきます。

4年 赤木鈴望です。



早速ですが、本日の練習です。


今日は、インカレに向けて、FPも混ぜながら、それぞれが必要な内容を丁寧に行いました。


練習後には、私たち4年生から下級生たちに愛の贈り物プレゼント




③莉奈と叶枝は今日来られなかったので、事前に渡しておきました!2人もありがとうニコニコ






ここからは私のラストブログになります。

自分のことを書くのはあまり得意ではありませんが、最後なので一生懸命書きました。お時間ある方は読んでいただけると嬉しいです。



 

私はもともと飽き性な子でした。

集中したら周りが見えないほどのめり込むけど、興味がなくなると一度も手をつけなくなります。


そんな私が、3歳から始めた水泳を、大学4年の今まで続けてきました。


あまりにも不思議で、改めてにはなりますが、水泳を続けてきた理由を考えてみました。


行きついた結論は、『自分で自分を許せなかったから』。




私は多分、同世代の中で、中国地方一怒られ、中国地方一泣かされた選手だったと思います。少し大袈裟かもしれませんが。


コーチに叱られ、泣きながら車に乗り込んで帰ると、母に倍の勢いで叱られる。

私の家には"慰め"という文化は存在しません。


後から聞いた話では、母はコーチから「自分が叱るから、あなたは叱るな」と注意を受けたそうです。

(どんな注意だ、、怒る前提なのが、実に新しい、、)


しかし、どれだけ叱られても、その内容はほとんど正しく、納得できるものばかり。

だからこそ、悔しくて、腹立たしくて、、もっと頑張ろうと必死になれました。

叱られたその日は「もう一生嫌い」なんて簡単に言ったりもしましたが、結局コーチのことも、母のことも、嫌いになることはなく、むしろ尊敬していて、大好きでした。


だからこそ、

正しいことを教えてくれて、私を育ててくれた2人に、

私ならできると信じ続けてくれた2人に、

結果で応えたかった。かっこいい姿を見せたかった。


その一心で、努力し続けました。


クラスメイトに変な目で見られても、足に2キロの錘をつけて帰るのをやめなかった。

誰も来なくても早朝練は欠かさなかった。

苦しくても、とにかく逃げなかった。



それでも、私が思う"2人の理想の私"には一度も届きませんでした。


私を信じ続けてくれている2人の期待に応えられない自分が情けなくて、理想に届かない現実に苦しんだ日々でした。

自分で自分が許せなかった。




けど、今なら思えます。


理想に届かず、自分で自分が許せなくても、それでも必死に泳ぎ続けた私。

何度叱られても、泣かされても、ただ2人に笑ってほしくて、褒めてほしくて。

ひたすらに速く泳ぐことを追い続けた私がここにいます。



だから今、引退を前に思うのは、

"今の私を見て"ということ。


精一杯の私の最終レースを見て、これまで怒らせたいろんなことも、全部多めに見てくれるといいなと願うばかりです。


2人はこのブログを読まないだろうし、1人はレースも見ないだろうけど、見なくても分かるのが2人だからいっか。



2人への想いはここまで。




そして最後に、


私に一瞬でも関わってくださった先生方、上級生、下級生、地元の皆さん。

皆さんからは、たくさんの技術や素晴らしい考え方をいただきました。


水泳を続けてきた理由は大嫌いで大好きな2人だったけど、水泳を面白いと思えて、楽しめた理由は皆さんでした。


今の私があるのは、皆さんのおかげです。


感謝は直接伝えたいので、近々連絡させてもらうと思います。是非、予定を空けておいてください。



インカレまであと2日!


我々、日本女子体育大学水泳部を含め、たくさんの学生がたくさんの想いを込めて、シーズン最後、人生最後のレースを迎えます。

緊張中の学生に、温かい声援を、よろしくお願いいたします。




貴方へのコメントを忘れてたね。


もう辞めよう」と電車の中で言い合った1年生。同じブロックで切磋琢磨した2年生。たくさんの仕事、役職に追われた3年生。結果を出すことに焦った4年生。


紆余曲折、色々なことがありましたが、なんとか最後までやってこられたのは、合うようで全く合わない考えを持った貴方と、お互いに文句を言い合い、戦いながら、1日1日を積み重ねてこられたからだと思います。

私のお世話はバイト先の小さな子供たちより大変だったでしょう。

私の唯一の同期、最後まで一緒に戦おう!





長くなりました。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました


明日は瑠那のラストブログです。