7月2日(水)、ネズミ捕りシートに誤捕獲されてしまったところを保護されたフクロウのラウのリリースが無事完了しました。
別の団体さんから飛行訓練のトレーニングを行う目的で4月24日(木)に当団体へ保護されてきてからリハビリを重ね、飛行の様子も安定してきた為、この日リリースを行いました。
夜間にリリースを行いましたが、残念ながら見守っている中では警戒してケージから出て行ってくれなかった為、ケージを開け放った状態でのフリーリリースとなりましたが、丁度その日、屋外ケージへ移動させたムクドリ兄弟の様子を監視カメラで見ていると、そのケージに止まっているラウの姿が……!
ケージの中のムクドリたちを狙っていたのか、見守っていたのかは定かではありませんが、その後飛び立っていく姿も確認できたので良かったです(笑)
リリースへと繋げることができない子も多い中、こうして無事に元の場所へ帰って行く姿を見れるのは、本当に幸いなことだと毎回思います。
一羽でも一頭でも多くの子が元居た場所へ帰れるよう、これからも尽力して参りますので温かく見守っていただけますと幸いです。
〈ネズミ捕りシートの事故に関する注意喚起〉
ネズミ捕りシート(Glue Traps)に関しては、一部の国では『罠に掛かったネズミに対し、多大な苦痛を与えながら死に至らしめる可能性があり、非人道的な手法だ』として、既に使用が禁止されていて、2022年にはイギリスでも一般人の使用が禁止される法律が制定されました。
実際、粘着シートにかかってしまったネズミは、多大なるストレスの中でもがき苦しみ、場合によっては手足の骨が折れ、皮膚が剥がれ、数日間放置されれば極限の飢餓状態で死に至ります。
これは、誤ってネズミ捕りシートにかかってしまった野鳥に関しても同様のことが言えます。
※JWCは皆様のご寄付・ご支援により活動を行なっております。
一羽でも、一頭でも多くの命を救えるよう、ご協力いただけますと幸いです。
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