【訃報】目が見えなかったスズメ『モック』 | JWC NEWS

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JWC(NPO法人ジャパンワイルドライフセンター)は、
野生動物の保護を目的として
1990年に設立した野生動物保護団体です。

皆さんこんにちは。JWCの佐草です。

 

本日は、寂しいお知らせがあります。

 

感染症によりで目が膿みで覆われた状態で保護されたスズメの『モック』が、4月20日(日)に亡くなりました。

抗生剤の投与と点眼で膿みは収まりしたが、その後視力の回復が見られず、当団体でリハビリ・治療を続けていました。

 

 

 

状態がある程度安定した頃からは、室内バードケージへ移し、枝の位置、餌の位置を固定することで、その空間内であれば飛行も自食も可能でした。

ケージ内に設置している砂場ではよく砂浴びを、広めの水浴び用の水では水浴びもしていて、室内であっても時間帯によっては窓からも日が差すので、「チュンチュン」と鳴きながら気持ち良さそうに日光浴をする姿に、私達スタッフも癒されていました。

 

 

また、モックはとても面倒見がよく、雛鳥が保護されてきた際、先輩として飛び方や餌の食べ方を教えてくれていました。

 

一番左の『モック』がスズメのヒナとヒヨドリのヒナを面倒見ている様子

 

モックがオナガのヒナと日光浴をしている様子

 

保護された時点で成鳥だった為、正確な年齢は分かりませんが、センターで過ごした期間を考えても大往生だったかと思います。

 

たくさんの思い出をくれたスズメのモック。

本当によく頑張ってくれました。

 

 

 

 

※JWCは皆様のご寄付・ご支援により活動を行なっております。

一羽でも、一頭でも多くの命を救えるよう、ご協力いただけますと幸いです。

 

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モック。モックの鳴き声が聞こえないとやっぱり少し寂しいけど、本当に、本当によく頑張ったね。

えらかった。雛鳥のお世話もありがとうね。

ゆっくり休んでね。