【保護情報】翼を脱臼してしまったウミネコ | JWC NEWS

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JWC(NPO法人ジャパンワイルドライフセンター)は、
野生動物の保護を目的として
1990年に設立した野生動物保護団体です。

皆さんこんにちは!

室中です。


6月も、もう終盤。ジメジメとした暑さが嫌になっちゃいます泣くうさぎ

この夏は「スーパーエルニーニョ」の発生が予想されるそうです!

エルニーニョとは、ペルー沖の海面水温が平年に比べて高くなる現象で、豪雨を引き起こします。2015年には『平成27年9月関東・東北豪雨』が起きており、梅雨が明けたあとも集中豪雨などが起きりやすい夏になる可能性があるようです滝汗

現在クラウドファンディングを募って修繕を考えているウッドデッキ……本格的に倒壊するのではないかと今から恐ろしいです……。


さて、今回は保護情報をお届けします!

バタバタしてしまってご報告が遅くなりましたが、今回の子はこの辺りでは見かけない野鳥です。


5月27日(土)に、他院さんにて脱臼の治療を受けていたウミネコのリハビ依頼がありました。


発見当初(5月16日)、飛べずにカラスに襲われそうになっていたそうです。

すぐにご自宅近くの動物病院さんでレントゲンを撮ったところ、右翼の脱臼が確認され、処置をしてもらったとのことでした。

しばらくは入院で経過観察した後、ある程度リハビリできる空間がある施設へ移動した方が良いだろうとのことで、こちらにご連絡いただきました。


早速、のづた動物病院でレントゲンを撮り、改めて状態を確認したところ、脱臼箇所は適切な初期治療によって、回復傾向にあるようでした。


ただ、まだ完全ではない為、さとやま保護センター移送直後は隔離室で体のふた回りほどの大きさのケージに入れて安静にさせました。



レントゲンで経過観察しながら数日後、翼を広げることが可能な大きさのケージに移しました。



さらに、そこから2週間ほど経ち、翼を広げようとする仕草も確認できた為、スタッフ監視のもと、屋外にある広いバードケージで動きを見ました。



最初は初めての場所に緊張しているようであまり動きませんでしたが、今ではプールの水を飲んだり、羽を広げたりしてのびのびと過ごしています!





センターに来たばかりの頃は、環境の変化によるストレスのせいか、餌を食べない日も多々あり、体重の減少が心配でしたが、現在はマメアジやワカサギなどの小魚をメインによく食べてくれるようになりました!



ただ、かなりのスピードでぺろっと完食してくれるので餌の仕入れに苦戦しております……あせる


また、よく食べてくれるのは嬉しいのですが、食べすぎると過度な体重の増加に繋がり、飛行できなくなる恐れもある為、引き続き餌の量に注意しつつ、リハビリを行っていきます!


最後までお読みいただき、ありがとうございました💐


《クラウドファンディング挑戦中!!》

【傷付いた野生動物達を救う。運動場を増設し適切なリハビリケアの実現へ】
第一目標金額:550万円
支援募集期間:6月1日(木)12時〜7月28日(金)23時

 

応援ハッシュタグは『#JWCクラファン』で!!

*目標金額到達とならなかった場合、全額ご返金となるAll or Nothingでの挑戦となります。

 

※JWCは皆様のご寄付・ご支援により活動を行なっております。

一羽でも、一頭でも多くの命を救えるよう、ご協力いただけますと幸いです。