
私たちは、なんでこんな若くてきれいな女性が、通りで叫んでいるのかと思いましたが、どうやら保護団体People for Ethical Treatment of Animals (Peta)の方で、“Go vegetarian and save planet earth.” (野菜を食べて地球を救おう!)という内容のようでした。
女性は、スタイル抜群ですごく背が高く、彼女の言葉は自信と確信に溢れ、力強い声で周囲の人々の注目を浴びていました。身にまとっているほうれん草もステキでした。見ている人たちは、彼女の生き方やこの歴史的な出来事に感嘆している様子でした

私は、彼女の言葉一つ一つをしっかり聞き取り、メッセージの真意を正しく理解しようとしました。私自身、肉が好きで、肉なしの食事なんて今まで考えられませんでしたが、動物を殺して食べる時に与えるダメージや可能性、何がいけないのかなどしっかりと考えるいい機会となりました

ケニア人の95%は、肉を食べるらしいです。ほとんど全ての町に、食肉解体場があります。ケニア人の多くは放牧をしており、国内消費用にナイロビや各町のレストランやホテル、肉屋に肉を卸しています。そのメッセージを聞き、我々の仕事はどうなるんだ、と人々は口々に言っていました。確かに、彼らにとっては、とても厳しい状況です

私は、動物たちを守ろうとしている人がたくさんいることを知りました。彼らは、利益を求めるだけではなく、動物への愛情や思いやりを持っているのです

動物たちは、生きる権利を持っています。また、生き残り、人間と同じように、生息数を増やすことが必要です。私は、人間が増えるたびに、動物たちの数が減ってきていることに恥ずかしく思いました

この女性は、ただデモンストレーションしたり、訴えただけではなく、強いインパクトで、人々の記憶に刻み込んだのでした

ニュースでも記事になってました↓
http://www.nation.co.ke/News/Dressed%20up%20in%20mboga%20for%20the%20love%20of%20animals%20/-/1056/957336/-/rhjyib/-/index.html