お正月のモードから、今は普段の生活に戻っています。

ケニアは今乾季です。毎年乾季になると、雨季の間にナイロビ国立公園の外に移動していたライオンたちが公園に戻ってきます。
でもこのことに関して残念なニュースが発表されました。ライオンなどの捕食動物が公園の外に出ると、家畜動物を襲う機会が増えてしまいます。これにより人間とライオンの衝突が起こり、2週間で3頭のライオンが殺害されました。
しかし、ライオンを含む野生動物はケニアの宝であり、ケニアを支える貴重な存在です。そのため、これ以上ライオンを殺さないようにと、地元の野生動物コミュニティ・サービスは住民を集めてミーティングを行なっています。KWS(ケニア野生生物公社)やワイルドライフ・ファウンデーションは、野生動物で家畜の被害を受けた住民たちに支払われる慰謝料に協力しています。
野生動物の数が減る原因は、環境汚染や密猟だけに限りません。今回のような人間との衝突によって駆除されることも、生息数の減少に拍車をかけてしまいます。
摩擦問題に対しても、関心を向けて、対応していかなくはいけないです。