ゾウがいるのは、アイトンという町の近くです
途中、マサイのレンジャーの家に寄りました
高台に位置するその家からは、とても素晴らしい眺めを堪能することが出来ました
サバンナの向こう側の森と山・・・、反対側には小高い山・・・素晴らしいところでした
そこから、更に車でブッシュの中を入って行き、目的のゾウ探しも本格的になって来ました
その場所には今まで車が入った形跡がなく、恐らく僕らが初めてではないかと言われました。ちょっとした探検気分でした
レンジャーの話によると、そのゾウは怪我の影響もあってか、かなり気性が荒くなっているとの事でした
レンジャー達に先導してもらい、僕らは後に付いて行く形となりました。結局、見つけることが出来ずに帰りかけた時、発見できたという情報が入りました
レンジャー達が再度確認してみると、確かに見えるというのです。僕には見えませんでしたが・・・
戻ってみると背の高いブッシュから頭だけ見えました
しばらくしてから反対方向に回り込んでみると、一瞬だけでしたが全身をブッシュから出し、耳を広げ、鼻を上に持ち上げ、威嚇してきました。そしてすぐにまたブッシュの中へと姿を消していきました。どのような理由で怪我を負ったのかは分かりませんが、地元のマサイ達もそのゾウは気性が荒くなってしまい、かなり危険な存在と感じているそうです
このゾウに関する情報は引き続き、調査して行きたいと思っています。今回もう一つお話があります

今回、車には7人が乗っていました
ふと気が付くと、いつの間にか色んな人が車に乗っているではありませんか
結局ゾウを見つけ、帰る頃には13人も車に乗っていました
もちろん途中で降りていきましたが、ゾウを見つける途中で会ったマサイの人達がどんどん参加してきた模様です。これぞケニア、いやマサイならではという感じです。
日本では人の車に乗り込んで一緒に行動を共にする事なんてないと思います。でもマサイ達にとってはごくごく普通のことようです。気性の荒いゾウから自分達の牛を守る為にも、自分もゾウの調査に加わりたいいという気持ちもあったのかもしれません。ここでは、自然と多くの知り合いが出来ます
顔を覚えているかは別として・・・
