
車に乗っているとき警察に呼び止められたのです
ドライバーのサイモンが右手を耳にあてていたところを、携帯電話をしていると勘違いされたのです。ケニアでも運転中の携帯電話は禁止です
しかし僕達は何も悪い事はしてませんでした。それでも、勘違いだと謝って引き下がるケニアの警察官はいません。どうにかして、落ち度を見つけて賄賂を貰いたいと必死です


特に外国人はお金を持っているので、何も悪いことをしていなくても車を止めさせて、訳の分からないことで警察に連れて行こうとします。例えば、変なブレーキの踏み方をしたとか・・・
そしていくらか賄賂をくれれば見逃してやるという事で、色んな人からお金を受け取っているのです
しかし、今回の僕らは完璧に"無罪"でした

何も悪いところを見つけることが出来なかったようです。運転手のサイモンのみならず、僕のID、そしてワークパーミットまで見せろとの事でした。不法滞在している中国人が多いとかなんやらで、なにかしら悪いところを探してきます。そして仕舞いには、この機会だから友達になろう、昼ごはんをご馳走してくれと言ってきました
今は急いでいるので、それは出来ないと言ってどうにかその場を切り抜けましたが
サイモンも「今度マサイマラに行く時は連絡しますよ」みたいなことを言って、その場をしのぎました
当然、連絡などする訳ないのですが・・・
こんな経験すると、ケニアの警察は国民を守るのではなく、むしろ苦しめる存在に思えてきます
以前、この様な実態を明らかにするケニアのTV番組もありましたが、それでもこの問題はとても根強いものです。ケニアで生活するには、この様な場面もうまく切り抜ける術を見に付けていく必要がありそうです