一月ほど前のことで、申し訳ございませんが、

 

12月13日放送のTBSテレビ『ひるおび!』では、

 

日大の新理事長が、会見を開き、

 

田中前理事長との永久の決別を

 

宣言したことを取り上げていました。

 

 

その日のコメンテーターは、

 

柔道銀メダリストで、

 

大学教授の溝口紀子さん。

 

スポーツジャーナリストの

 

小林信也さんと、

 

レギュラーの矢代英輝さんが、

 

日大理事長の脱税問題など一連の問題による

 

辞任を受けて、新理事長に就いた学長他の

 

会見について、語っていました。

 

 

溝口さんは、いつもの通り、

 

選手、コーチ、教授の経験から、

 

出来る限りのことを正直に語り、

 

小林信也さんも、いつものように、

 

当事者への密なる取材なる内容を

 

語っていました。

 

 

タックル問題の際に、

 

アメフト部の部長であり、

 

主犯と目される監督を

 

守り通しているように見えた人物が、

 

その功績と思われる直後に、

 

当時の田中理事長によって、

 

学長に昇進としか見えない人物が、

 

今度は、理事長を兼務。

 

 

それに対し、小林信也さんは、

 

今回も、発言の前に、

 

「当事者への取材を進めてみると」という

 

言葉の後に、

 

「新理事長は、田中理事長体制を

 

整理してから、身を引くつもりでは?」

 

と、話しました。

 

 

それに対して、八代弁護士は、

 

「腹心としか見えない当時のアメフト部部長が、

 

学長となり、今度は、いない間の理事長就任。

 

これで、田中体制との決別なんて言われても、

 

冗談にしか見えない!」と、

 

小林さんの発言に、憤慨の様子で、

 

強く否定しました。

 

 

この小林信也さん。

 

スポーツ雑誌『number』の編集長という肩書で、

 

業界を闊歩しているようですが、

 

彼の発言を聞いていると、

 

これまで、疑いを持たれた容疑者側の

 

肩を持つ発言ばかりをしてきています。

 

 

体操の塚原夫婦のパワハラ騒動。

 

東京オリパラのIOCと、組織委員会。などなど。

 

 

以前もお話ししましたが、

 

スポーツ選手の取材は、

 

いかに、選手、周辺の声を聞けるか?

 

が、価値を決めますが、

 

こうした騒動については、

 

当事者、周辺にいかに話を聞き、

 

なおかつ、その裏取りをすることが

 

絶対必須!

 

 

なのに、彼は、どうも、この裏取りを

 

しているとは思えません。

 

 

それが必要なことさえ、

 

これまでの記者生活には

 

無かったのではないか?

 

 

そう思わせる発言ばかりです。

 

 

いっそ、彼など、容疑者側の代弁者の

 

発言を繰り返す人間には、

 

最近はやりのキャプションを、

 

発言している下に、

 

「疑われている側の代弁者です」

 

と、字幕を出せば良いと思うほど。

 

 

そうでないと、今の日本人の多くは、

 

真に受けて聞いているに違いない。

 

と、思ってなりません。