映像翻訳ディレクターとして① | 学ぶ!働く!夢のLA Life

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字幕や吹き替えを手掛ける映像翻訳者が、
8年過ごしたLAに思いを馳せながら綴る徒然ブログ。

某リアリティ番組専門チャンネルの

翻訳者チームのまとめ役を任され

映像翻訳ディレクターとして働き始めました。

私の役割は、翻訳者さんに番組を発注し

原稿をチェック(品質管理)して、クライアントに納品すること。

会社の先輩ディレクターの指導のもととはいえ

まだ翻訳者としての経験も浅い私に務まるのか。

不安も大きかったですが、毎日が勉強で刺激的でもありました。

 

最初は1つの番組をチェックするにも時間がかかり

先輩に「もっと早くできない?」と言われる始末。

でも、「実力も才能もない私にあるのは、

時間とやる気とポテンシャルだけ!」と、

朝から晩まで、原稿チェックで頭がいっぱいでした。

 

そんなある日、クライアントに挨拶に行くことに。

大所帯の翻訳者チームだったので

3人の翻訳者の方からもリーダーを選出。

先輩ディレクターと学校代表も加えて6人で

クライアントのオフィスに出向きました。

 

事前に打ち合わせたわけでもないのに

6人全員が白のジャケットを着てきて爆笑。

はたから見ると、妙にとても気合の入った6人に見えたことでしょう。

ドキドキしながらオフィスを訪ねました。

 

局のディレクターやプロデューサーに挨拶の後、

あるディレクターから開口一番言われた言葉が

今も印象に残っています。

 

「皆さん、日本語ネイティブですよね?

メールとかは自然な日本語なのに

どうして英語を訳すとなると

変てこな日本語を書くんですか?」

 

一同、静まり返りました・・・。

 

(続く)

 

 

 

 

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