映像翻訳者を目指したきっかけ⑤ | 学ぶ!働く!夢のLA Life

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字幕や吹き替えを手掛ける映像翻訳者が、
8年過ごしたLAに思いを馳せながら綴る徒然ブログ。

初めての字幕の授業が終わった4時半頃、

担当講師から6名の受講生が呼ばれ

「ちょっと残ってください」と言われました。

一体、何を言われるのかとドキドキ待っていたら滝汗

「実は、発注漏れで、明日納品の30分番組があるんだけど

今から翻訳しない?」と。ポーン

聞けば、授業の課題の出来がよかった受講生が

集められたとのことでした。ガーン

 

内容は、海のXスポーツの紹介番組。波

すでにセリフを適当な長さに切るハコギリという作業は終えてあり

英語スクリプトにそって、制限文字数以内で、

字幕を作るという作業内容でした。

私は、もちろん二つ返事で、快諾。キラキラ

6名のうち1人は都合が悪く、帰宅されましたが、

5人が残り、1人5分ずつ字幕を担当しました。

 

SSTという字幕翻訳ソフトを使うのも初めてで

インターネット環境も限られていて調べ物も十分にできませんでしたが

4時間ほど夢中で作業し、8時半頃、終了にやり

わけがわからないまま夢見心地で家に帰りました。

 

後日、某スポーツ専門チャンネルで放送されると聞き

オンエア当日にテレビの前にスタンバイし鑑賞。ラブラブ

(そのうえさらに録画もしていましたチョキ

プロのチェックが入り、修正されている字幕もありましたが

そのまま放送されている箇所も多くあり、感激と感動の嵐笑い泣き

初めて自分の字幕をテレビで見た時の感動は忘れないと思います。笑い泣き

 

まだ映像翻訳の学習を始めたばかりの時に

図らずも字幕翻訳者デビューを果たしてしまった私。

そのあとの学習に、さらに力が入ったのは言うまでもありません。

また、頑張ってスキルを身につければ仕事はあることが証明され

この業界で働きたいという思いを強くしました。ニコ

 

私の場合は運もよかったと思いますが、

チャンスは、いつどこに転がってるか分からないもの。

また、何が何につながるかも分からないものです。

宿題だろうが何だろうが、自分に与えられた機会や課題に

精一杯取り組み、持てる力を出していけば

いずれは、きっと何か大きなことにつながる。

今になっても、そう実感します。ニコニコ

 

(続く)