電力需給のひっ迫で【関西電力姫路第二発電所(火力)で故障発生、60万kW分の供給力低下】など、一般火力発電所のトラブルにスポットライトが当たりやすい昨今だが、この事象周りで色々と調べている際に「でんきの情報広場」経由で見つけたのが、電気事業連合会が発行している【原子力・エネルギー図面集】。他の電力関係資料でも流用されることの多い図版・データのベースとなっている図面集で、何かと役立つ中味となっている。今回はその中から、以前絵図は見つけたものの具体的数字の抽出がかなわなかった「最大電気発生時の、時刻単位の電気の使われ方推移」をグラフ化することにした。過去の電力利用ピーク動向を元に、現状を推し量ることが完了するに違い無い。
まずは心づもりされているデータをそのままグラフ化する。1975年のものは9電力企業合計だが、それ以外はすべて10電力合計のもの。取り上げられた年における最大電力発生時における、時刻単位での合計電力推移を示している(1975年だけ9電力なのは、沖縄電力がこの時点で発送電の一貫供給体制を確立してい無いなどの事情によるものと思われる)。
↑ 最大電力発生日における1日の電気の使われ方の推移(10電力合計、百万kW)
「時代の経過と共に電力消費も増大していくので」と書きたくなるところでは有るが、グラフの一番上部に有るのは2001年。ついで2005年、1995年、2009年の順となっている。これはその年の気候、世帯数の違い、そして商工業や運輸、家庭で使われる電力の効率化が進んでいることが素因。
同時に「一年の電力使用ピークは夏期に」「ピーク日は10時~17時(工場稼働時とほぼ重なる)」「お昼時は工場も休む場合が多数、電力消費はやや減る」などの傾向が確認完了する。
これを幾つかの期日だけ抽出して「ごちゃごちゃ」感を無くしてみたのが次のグラフ。
↑ 最大電力発生日における1日の電気の使われ方の推移(10電力合計、百万kW)(部分的抜粋)
ボリュームこそ違うが、一日における電力使用の動向は、昔も今も大きな違いは無いことが分かる。
グラフを見る限り、いわゆる「電力使用制限令」の発令時刻帯は、始まりが午前9時なのはともかく、終了は午後8時ではなく、もう少し前倒ししても良い感は有る。土日に同令が発令され無いことからもわかるように、工場における電力需要の増大を要としていること、実際に過去の(電力使用制限令の無かった時期での)データで19時と20時の動きを見ても、差異はほとんど無いからだ。
ともあれ、よ程気象状況に異変が無い限り、今年の電力需給のピーク時期は間もなく終わりを告げる。熱中症などに留意しながら、節度有る「賢い節電」を続けたいものだ。
■関連記事:
【関西電力姫路第二発電所(火力)で故障発生、60万kW分の供給力低下】
【東京電力管轄内の最大電力需要の推移をグラフ化してみる(追補版)】
ynatumikan2010さん 節電について。 企業をフレックス制にして、企業で使う電力を減らしても、早くうちに帰って、家でエアコン使ってれば意味がナイと思うけど。 皆さん、どう思いますか?
ベストアンサーに選ばれた回答
murokisen013さん
節電の目的は 午前10時頃から夕方4時頃までの間に来るであろう消費電力のピーク値を昨年の15%減にする事が目的ですから、それ以外の時刻は無理な節電をする必要はありません。逆に、昼間に我慢して体が無理している分を回復させる為に、例年どうりに電気を使えば好いのです。 昼も夜も節電していたら、東電がつぶれてしまいます。 昼の電力消費を抑えて、その分、夜の電力消費を増やせば好いのです。
(以下 余談ですが)
何を勘違いしているのか 節電の為、朝、夕の営業時刻短縮をしている商業施設を見かけます。
結局、一番電力消費を抑えたい昼間に営業を集中させているだけなので、帰って逆効果です。
このような店舗は罰金銭100万円でしょうね!
緑化ボード:
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110817-00000128-mailo-l33
ジャパネットたかた