写真拡大8月2日、横浜みなとみらい21地区に有る積水ハウスの「観環居」において、日産より「リーフ」のバッテリーから家庭に電力供給を行う”LEAF to Home”システムが公開された。 低炭素社会に向けて、また一歩テクノロジーが前進した。
東日本大震災で災害時に活躍したことでクローズアップされたクルマからの電力供給。この時はトヨタ の「エスティマHV」しか、この作用を持っていなかったために、唯一災害時に電気を供給出来るクルマとして称賛を受けた。しかし、それから半年も経た無いうちに、三菱自動車 や日産 も相次いでEVのバッテリーからの電力供給システムを発表した。
先日公開された“LEAF to Home”システムは日産「リーフ」の大容量バッテリーの電力を一般住宅へ供給するとしたもの。これは、災害時などの非常電源としての役割はもちろん、夜間に貯められた電気を日中に供給する電力使用のピークカット・ピークシフトの具現、太陽光発電との連携によって系統電力消費の倹約などの利点を持つ。トヨタや三菱自動車の電力供給システムは、クルマと家電製品を直接つなぐというものだが、日産のシステムは電力を住宅全体に供給するということで、さらに進んだシステムとして大いに注目を集めている。
そして、この日産の“LEAF to Home”具現の背景には大きく二つの要素が存在する。
まず、一つめはEVで有る「リーフ」に搭載されている大容量バッテリーだ。蓄電容量は24キロワット(満充電時)で、この値は日本の平均的な家庭の約2日分の電力消費量に相当する。さらに、電力を供給するにはPCS(電力制御装置)が重要な役割を果たす。この装置は急速充電インターフェースを改造し、“電力供給モード”を追加することで、双方向の電力交換を可能としており、急速充電に関する日本発の標準規格で有る「CHAdeMOプロフェッショナルトコル」がベースとなっている。
二つめは供給される側の住宅だ。今回、このシステム公開に住宅側として協力しているのが、大手ハウスメーカーの積水ハウス 。「グリーンファースト」をはじめとする環境配慮型住宅の販売実績が高く、総務省の委託事業の一環として実施された「スマート・ネットワークプロフェッショナルジェクト」に唯一ハウスメーカーとして参席した幹事企業でも有る。このシステムのお披露目でも使用されたのは、プロフェッショナルジェクトのお膝元で有る横浜みなとみらい21地区の「観環居」。同社はここで様々な検証を行ってきており、その経験やノウハウはこのシステム具現において重要なポジションを担う。今回のシステムでは、スマートハウスと連携することで、住宅側は供給された電力を効率良く使用し、さらに太陽光発電で得られる電力をクルマ側に供給するなど、システムの中核として作用する。
日産はこのシステムを2011年度中に販売開始したい意向を表明しており、既に販売されているリーフにおいてもソフトウェアの書き換えで対応出来るとしている。また、積水ハウスは「スマート・ネットワークプロフェッショナルジェクト」終了後も、そこで得られた実証実験成果をもとに「観環居」においてスマートハウスの構築に向けた様々な検証を行っており、エネルギーと住まいの連携をより高度なレベルで具現出来るためのノウハウを他社に先駆け蓄積していくだろう。
未曾有の大震災は人々にエネルギーの重要性を改めて認識させた。蓄電池の市場はますます伸長し、電力供給のスタイルは異変を余儀なくされるに違い無い。しかし、視野を広く向後に向けたエネルギーの確保・使用でなければ低炭素社会は具現行わ無い。そのためには、今回の“LEAF to Home”システムで見せた日産と積水ハウスのような先進の取組みをどんどん社会に向けて発信しなければ、蓄電池はただの防災商品になり兼ね無いし、クルマと住まいの連携は早期に具現行わ無いだろう。(編集担当:加藤隆文)
関連記事
<今週の個別銘柄>半導体市場への先行きに懸念拡大=金円山敏之新聞配達に使用、さいたま市が電動バイク実証実験日立電線 家庭でも使える電気自動車向け壁掛け充電器を発売古河電工 リチウムイオン電池用電解銅箔の生産能力を3倍に増強大阪ガス・積水ハウス 「スマートエネルギーハウス」の居住実験を開始
atte5697さん 太陽光発電について。 最近新築に引越しました。太陽光発電を3キロワット載せましたが、晴れていても2キロワットいきません。 東面1キロワット、南面2キロワット、シャープです。場所は岐阜です。 時期的なものなのでしょうか?気温は昼で15度くらいです。
ベストアンサーに選ばれた回答
t2002tomoさん
また、3kw発電するのは、パネル温度が25度、直角の光があたるようにされた時です。要は、それだけの能力を持っているということですから、太陽が動いているためその条件になることはまずありません。
今回の場合、上下角はおいておいて、南面2kwが一番発電するのは太陽が直角になる南頂の12時の時ですが、そのとき東面1kwはほとんど発電しなくなっていますね。東面が多数発電するのは、日の出直後から少したった時ですかね。というように、2面設置の場合は、10時から1時ぐらいまでなだらかなピークを迎えるようになります。
また、太陽光パネルで発電された直流電気はパワーコンディショナーで交流に変換されますが、その時にロスが7%程度でます。また、最近黄砂がニュースを賑わしていましたが、パネルの汚れでも発電量は落ちます。あと電線の抵抗等などで太陽光発電は、20%以上損失がでます。
ということで、2面設置の3kwのシステムの場合でしたら、ピーク時でも2kwは発電しなくても正常と考えます。
確認したいと予想される場合は、設置前にシミュレーションされているかと思いますので、シミュレーション結果と過去数カ月の発電量の比較されてみるとよいでしょう。
1ヶ月ごとの発電量比較で各月の発電量間に差が出無いときは異常は無いでしょう。数カ月間にわたって、発電量が低いときは、セルがホットスポットなどで断線し1枚もしくは数枚のパネルをバイパスしている可能性があります。
<積水ハウス>太陽電池、燃料電池、蓄電池利用の省エネ住宅
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110808-00000085-mai-bus_all
ジャパネットたかた