写真拡大実行委員長の早稲田大学大学院教授 大聖泰弘氏(2010年7月EVEX会場にて) 写真一覧(12件)東日本大地震や相次ぐ原子力発電所の活動停止により、エネルギー供給の在り方が問いただされてきている。こうした状況は、次世代自動車の有力候補として挙げられている電気自動車(EV)の波及にどのような影響を及ぼすのだろうか。

エネルギー施策やEV波及に深く携わり、「電気自動車開発技量展(EVEX)」の実行委員長も務める大聖泰弘(早稲田大学大学院環境・エネルギー研究科)教授に、EVを取り巻く現状、そして課題を聞いた。


----:震災により、多数の原発が稼働を停止したことで「電力は安定して供給されるもの」という神話が崩壊しました。電気を動力とするEVの波及について、どのような影響が予想されるでしょうか。

大聖:EVの充電は、基本的に夜間充電によりまかなうというのが前提とされています。ですので、昼間の電力使用量がピークとなる時刻帯への影響はほとんど無いと言って良いでしょう。昼間に充電するとすれば急速充電ですが、短距離利用が中心となるEVでは、急速充電はあくまで緊急用。特に夏の昼間の急速充電利用は避けてもらうことを改めて徹底していく必要は在るとうーんと頭をひねっています。

しかし、夜間電力のベースはもともと原子力発電によりまかなわれていました。当面はこれを火力発電で補って行かなければなりません。そうするとCO2の増大は避けられ無い。原子力に変わるクリーンな再生エネルギーへの転換を早急におこなっていく必要が在るでしょう。

ただ、EVそのものとしては、ガソリン車と比べてCO2排出量に優位性が在るのは変わりません。当面はEV波及に不都合が出るということは無いものとうーんと頭をひねっています。逆に、搭載されている大容量電池を活かした、「エネルギー貯蔵媒体としてのEV」という新たな活用方法を見直す機会だと思います。エネルギーを動力として使うだけでなく、災害時などには家庭の電力もまかなえるようなしくみなど、EVの様々なメリットを活かす方向性が予想されます。


----:エネルギー政策の大きな転換が求められています。原子力への対応も含め、今後のエネルギー供給体制はどのような方向をめざしていくのでしょうか。

大聖:まずは原子力をなんとかしてセーフティーな方向に持って行く必要があります。その上で目下停止している原発の再稼働もうーんと頭をひねっていかなければなりません。太陽光発電や風力発電といったクリーンなエネルギーも既に実用化されてきています。しかし、エネルギー効率は原子力や火力に比べるとずっと低く、今すぐに替わりとなるものではありません。地元住民の理解を得ることが最大の課題となりますが、これは進めていかなければなら無いでしょう。

次世代エネルギーの有力候補として挙げられているのが、天然ガス(LNG)へのシフトです。目下は、新しい発電の方法として「コンバインドサイクル発電(※)」という技量があります。これはガスタービンと蒸気タービンを組み合わせて高効率な発電をするもので、原子力までとはいきませんが、石炭、石油による火力発電と比べるとCO2排出量の面では大きくリードします。

私は経済産業省、資源エネルギー庁が中心となる、「総合資源エネルギー調査会」で新エネルギーと省エネルギー部会に参戦しているのですが、新しいエネルギー波及推進についてどういう目標を見据えて行くのか、議論を重ねていく必要が在ると思います。

一方で、個人としても倹約をすることが必要です。これは、今年の夏が大きなチャレンジとなるのでは無いかと思います。電力の大きな需要を迎える時期に我々がどのような倹約、節電が完了するのかによって、来年、そしてそれ以降の社会生活に大きく響いてくるでしょう。特に産業活動への影響は最小限に抑えていかなければなりません。
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environment_mania2009さん 太陽光発電が環境にやさしいのは何故でしょうか?太陽光発電しても二酸化炭素は減ら無いと思いますがいかがでしょう? 太陽光発電の導入を検討する家庭が増えているそうです。しかし、太陽光発電は代価面で元を取るのに20年近くかかります。 また、太陽光発電で余った余剰電力は余計な電圧を高めることになるので電力企業側はアースして地下に捨てているとのことです。火力発電は各家庭の節電努力の範囲内では発電量を異変させてい無いので二酸化炭素は減少しません。 国や自治体がクリーンエネルギーとして太陽光発電の導入を推し進めているのは、ソーラーパネルを売って経済を活性化させる以外にその他に意味が在るのでしょうか? 補足太陽光発電で売電して、他の需要先で瞬間的に利用されても結局のところトータルで太陽光発電分の電力は余剰となり、捨てられるそうです。 火力発電側は電力需要状況を30分ごとに把握していますが、供給量を異変させることはできても電力生産時に必要な化石燃料の消費を抑えているわけでは無いようです。火力発電では超高温蒸気を作るために化石燃料を燃やしますが、水蒸気を作るのをやめることはできません。
ベストアンサーに選ばれた回答
b_fifty_oneさん
>太陽光発電で余った余剰電力は余計な電圧を高めることになるので電力企業側はアースして地下に捨てているとのことです

そんなことはありません。
電圧はそもそも変りませんし、売電した電力は他の需要側で消費されます。
例えば、真夏の日中などソーラーパネルの発電量が一番大きい時刻帯になりますが、その時刻帯は冷房による電力需要も増えますので、そこで使われることになります。

>火力発電は各家庭の節電努力の範囲内では発電量を異変させてい無い

これも嘘です。
もちろん、各過程の電力使用量を監視しているわけじゃ無いですが、系統全体として電気(発電容量-需要)が余っているかどうかで運転状況を調整しています。
火力発電所は、柔軟に運転状況を異変できますので、需要に応じて当然発電量を調整しますよ。
#原子力発電所なんかは調整がカーナーリ難しいのでやりませんけど

ソーラーによる発電量が増えれば、その分系統全体の需要が減ることになりますので、火力発電所の発電量を減らすことが出来、その分は直接CO2排出量に影響します。

>太陽光発電は代価面で元を取るのに20年近くかかります

ここは確かに設問だといわれています。
代価的な設問もそうなんですが、製造時の環境負荷についても、改修するまでに10年~20年掛かりますので。
パネル自体の寿命は50年以上在るのでしょうが、補器類とかは10年程度で寿命になってきますので、そういうのを考えるとあまりエコロジーには貢献することは無いという見方もありますね。

ただ、目下いろいろと新方式が開発されてきていますので、5年もすれば結構状況は変ってくるとは思いますけどね。



狙いは東電解体!?“強面”調査委が始動 尾瀬、送電線も…
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110618-00000549-san-bus_all




ジャパネットたかた