迷走を続ける脳 | フランスBIOベジ生活

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オーガニックベジタリアンのフランス生活と自然派コスメやヴィーガンコスメ

またご無沙汰をしてしまいました。
インターネットが壊れて修理が来る予定が1週間延びて(フランスでは良くあることですが)、さらに自分のバカンスと重なってこんな久しぶりとなってしまいました。
この間にご連絡をくださった皆様、読者登録をして下さった皆様、どうもありがとうございます。あらためてご挨拶に伺います。




さて、今日は久しぶりなので何から書こうか紹介したいオーガニック製品などもあるのですが、このネットの無いあいだに頭で続けていたまだ終わりの無い一人論争を話してみることにします。


それは、『オーガニックであることと、ヴィーガンであること、どちらが優先されるべきか』という問題についてです。

私は元々からこのブログで言っているとおり『人は雑食』という考えなので、ヴィーガンと言うものをずっと続けるのは少し違うかなと思っていました。
ベジタリアンになった理由(オーガニックを選ぶ理由でもある)は『環境問題の改善を願って』であって、動物愛護と言うと飽和時代の贅沢精神が生んだエゴだよねくらいに昔は思っていたのです。これについてはまた今度ブログで綴りたいと思います。


でも、幸いなことにこうしてブログを通してたくさんの方から学ぶことが出来、段々と動物が置かれている飼育状況などの悲惨さを知りました。あまりにも悲惨で、早急に改善を要する問題だと思い、以前の考えはもう無くなりました。
フランスの片田舎に住んだことをきっかけに初めて、牛がリアルな生きている動物であることを感じたのも大きいです。それまではただの食べ物でしか無かったんですよね、いくら動いていても声を出していても。

それで段々と『食べても問題無いけど、環境のことを考えて今は食べない肉』が食べ物では無くなりました。


魚は大丈夫だよね~と思っていたのが、実は多くの魚が乱獲により絶滅に瀕していることを知り、また健康的にも汚染が気になるので段々食べなくなりました。


そこで、初めてきっちりとヴィーガンになってみようと思い立ったのです。ヴィーガンはベストではない、と今でもそこの考えは大筋では変わっていないけれど、環境問題のため、動物の悲惨な飼育現場に異議を訴えるため、分かり易く全部やめてしまおうと言うわけです。



ところが、そうしてみて問題が起きたのは実は食べ物ではなくて、衣類でも無くて、化粧品でした。

毎日顔や体に塗っているものの多くに動物性が含まれていることを知りました。食品と違って成分表を見ても分からないのですよね。豚・牛とか分かり易く書いてあると良いのだけれど。

そこで、ヴィーガンマークの付いている化粧品を使うことにしたのですが、そっちにばかり気を取られているとオーガニック認定されていないものだったり、オーガニック認定されていても合成成分が含まれていたりで、あーだこーだと頭をパンパンに膨らませている次第です。



こうなるとわーっと化粧品を投げ出して、もう化粧なんて止める!と思い始めるのだけど、友人と会うと皆キレイにしていてバツが悪くなります。


また、環境に気を遣っているから動物のことを考えているからちょっとばかり不便なのはまだ仕方ないとしても、それにしてもいつも身なりに気をつけていないようなのはまたそれも違うかなと反省したり。


よーし、やっぱり少しはキレイにしよう!と成分表をきっちりと確認して安全を確かめたオーガニック製品がヴィーガンでは無いことを使った後で知ったり。


フランス人女性を見ていると年を追うごとに皆さん更に自分に磨きをかけているように見えます。私も、すっぴんツルツル素のまんま、でいてはいけない年頃になっているのではと最近思うようになりました。それは老いを隠すためではなくて、更に美しい女性へと成長するために。




ヴィーガンでは無いけれど、尊厳ある動物の飼育方法を通して原料を入手したり、生きている動物からのみ取れる動物性を使ったりをしている化粧品の認定もあります。

そういったものもゆくゆくは視野に入れてみたいと思いますが、今のところ、

☆基礎化粧品とベースメイクはオーガニック優先で合成ポリマーや合成界面活性剤も使わず、更にヴィーガンと厳しくいき、

☆アイメイク系やチークなどのカラーものはヴィーガンであることを優先して少し成分に関しては緩めに見ていこうかなと思っています。

☆結構手間取っているのが日焼け止めですが、手作りのと合わせてさらに迷走を続けていきます。




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