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「なんじゃ、これ。訳わからん。」


怒りと不安とうんざり感に辟易する私。


しかし、確実に潜在意識が攪乱されているのを感じる・・・・・・・




「思考の外に身を委ねる」がキャッチコピーのひとつである


覚醒映画「くう」を。10月10日の夜、豊橋市で見てきました。



実は、日中に映画「君の名は」を見ていたので、この日は豪華映画の二本立てでした。

「君に名は」はこれまたいろいろ学びがあるのですが、一番は

大切なことは、ハートが覚えている
ということでした。


豊橋駅に着いた私は、時間の関係で久しぶりにタクシーに乗りました。
「豊橋市民文化会館まで。」と行き先を告げると。
「ああ、向山の方ね。」と運転手が答えました。

向山!!!

この言葉に反応した私。


そうだった。豊橋市の向山町は、私が生まれたころすんでいた町だったことを思い出しました。

すっかり忘れていた。私が一番ブラックだった時代。
母のおなかにいた時代から、2才ぐらいまで。



呉服屋の次女だった私の母は、現在84才。
お嬢様育ちで、スキーしたり山登りしたり、映画三昧したりして長い青春時代を謳歌していました。
しかし、時代の流れとともに、呉服屋は衰退。
29才で嫁に行くときには、たくさんあった土地もほとんど売り払い、すっかり没落してしまいました。

嫁入り支度も僅かで、当時頭にかぶるネットの行商をしていた父と見合いして結婚しました。
どうやら、ルックスに惚れたらしいです。

いざ、結婚してみると六畳一間のぼろアパート。
布団と鍋以外には家財道具もなく。
その日食べるお米にも困る始末。

母は絶望のどん底に追い込まれましたが、すぐに子ども出来てしまったため離婚も出来ず、ネットづくりの内職に追われる日々でした。

あまり泣かない子だったので、ひもにつながれてほっておかれていたことも多かった私。
夫婦喧嘩と母の家出が繰り返される日々。


こんなことも考えながら、会場に着きました。





さあ、くうが始まってみると、最初に書いたように
「なんじゃ、これ?」

私を戸惑わせます。

でも、最後に あ・・・・・。



映画が終わるとナレーションを担当していた そうすとうまさんのシャーマンドラムとボイスワークが始まりました。

その、最初の最初、声にならない声がかすかに聞こえ始めたとき

「おかあちゃんの子守歌だ。」
と思ったのです。

ドラムの音の中、
「私は生まれてきてよかったの?」
と自問。

とうまさんの声の中、
「生活は苦しくても、愛されていた。」
「私は生まれてきて、母を幸せにすることが出来ていた。生まれてきてよかったんだ。」
と確信を持つことが出来ました。


宿題として残っていた、
一番ブラックだった時代のインナーチャイルドワークが終了しました。

これも、くうが潜在意識を覚醒させてくれたからかな。


翌朝から、私はアホ度が増しました。

アホ覚醒