この前、ワイルドスワンという本を読み終えた(やっとこさ…)。
新しい本を次々と買うことができないので、最近は本棚にあるのを読み直す方が多い。
この小説は筆者は中国人で、自分の祖母、母親、本人が生きてきた激動時代の中国が舞台のノンフィクション。
初めて読んだのは、7年前やったけど、その時もその内容にかなりな衝撃を受けたけど、今読み返しても衝撃は大きい。
この作品については、そのうちまた紹介と感想をアップしようかなとも思ってるんやけどね。

この前、おかーさんとと話してるときに、この本にも触れたりしたときに、なんでか父方の祖父の話になった。

父の父、私には祖父やけど、祖父は第二次大戦には出征してないと言う。
二次大戦が始まった年は父が生まれた年。
普通に考えたら行ってるんちゃうん…と思った。
でも、その前の戦争には行ってるんやって…とおかーさんは言う。
で、その時とその前の戦争でも怪我して帰ってきてて、入院したりなんなりで、島根県から山口県に移ったって。
(父の実家は下関市なのです~)

ここで、問題になったのが、その祖父が行った戦争は何戦争やねんってこと。
第二次大戦でないなら、その前って何?って話になって…
おかーさんは廬溝橋事件(聞いたことあるかも)と違う?とか言うし、おとーさんは日支事変(これ何?)やとか、日露戦争はもっと前やし…その間に何があったっけ?
…と、なんか思いつく事件やなんかを色々あげてみたんやけど、すぐに限界が…(泣)

でも、その会話で気がついた!
私、中国の歴史とかの小説読む前に肝心の

日本の近代の歴史がわかってないやんっ…

ってこと…。

これはヤバいんちゃうん、わし…
が~んって感じやで、ほんま…情けないったら…
自分の国のことがわかってないなんてっ

今後は幕末以降の日本のことももちゃんと知らなくっちゃ…
にしても、どっから手をつけたらいいねんっ(泣)


そうそう、で、この祖父についての話。
なんとか戦争の解明はその時は諦めたけど(資料もないし)、二次大戦に祖父が行ってない理由をおとーさんに聞いた。

祖父は明治半ばの生まれの人らしい。
二次大戦のころにはすっかり中年オヤジの年齢(言い方が悪いなぁ(笑))。
怪我の後遺症とかはまったくなかったらしいんやけど、招集されてないのは年齢のせいや…
という答えがおとーさんから返ってきた。

へ?そんな理由なん?
…ちょっと、肩すかしくらったような複雑な気分やった