私が『競艇』という言葉を知ったのはすごく昔。
漫才が大好きな私は、今は亡き横山やすしが競艇の選手やったってことを聞きつけ、「それ何?」ってとこから始まってん。
テレビで時々競艇のCMも流れるのし、
ああこれかぁと思って周りの大人に聞いてみたところ、
競馬のように、薄汚れた人たちがいっぱいいるキタナイところやと教えられた。
そんなコワイところに、女の子が行けるわけもなく、一緒に行ってくれる人もいてないし、うっすらと記憶の中に留めたっきり時が過ぎた。

一昨年…になるんかな、彼氏とマンガの話をしているときに
最近おもしろいマンガで『モンキーターン』ってのがあるから読んでみろ
って半ば強制的な感じで勧められたマンガ。
たまたま、そのとき勤めていた会社の同僚がなぜか7巻まで持っていたのを貸りて読んでみたところ、
彼氏同様はまってしもて、子供の頃の憧れを思いだした。
まぁ、競艇に憧れるなんて変わった子供やったなと思いつつ、
それでも競艇って響きと、ある日電車から見かけた住之江競艇場は忘れてなかった私。

マンガを貸してくれた同僚も再度読み直し、同時にはまってしもて、一緒に競艇デビュー。
それから私たちのミーハー競艇観戦が始まってしもたんやなぁ…