12時からお昼ご飯です。

目以外はいたって健康なので食欲は凄くあります。

しかも想像していたものより、美味しい!

僕が普段からろくなものを食べていないからなのでしょうか??

どうしても、薄味で味気ないというようなイメージがありますが全然そんな事はありませんでした。

どうやらケータリング会社が入っている様です。

食事は入院中唯一の楽しみの時間になりました。

食後ゆっくりとしていたら、視力検査をしますので検査室へ行って下さいと声がかかりました。

目を開けるのもためらうのに検査かぁ、と思いましたがどのくらい見えるのか気にはなっていました。

検査室へ行くと僕と同じ日に手術をした20代の青年も来ていました。

話しかける間もなく、私から視力検査を始めました。

術前にも検査していたのでその時の度数に合わせた眼鏡をかけてはかります。

事前のネット情報では視力が落ちたり、歪んで見えたりしている方が少なからずいたので心配でした。

しかし、意外と見えるぞー!

少しレンズを入れ換えたりしながら0.7まで視力が回復していました。

やったー。これなら運転も出来るー。

そして、翌日(入院3日目)には0.8まで回復していました。

視力が回復するには数ヵ月かかると思っていたので、術後まもないうちからの高視力にお得意の超楽観的な性格が騒ぎだしました。

この調子なら今まで通り見えるようになるのは時間の問題だな!

しかし、私には手放しで喜べない理由が2つありました。

その日は20代の青年が先に視力検査をしました。

ところが、検査板の一番上が見えず、看護師?先生?がCの字が書いてある厚紙を持って青年の2~3メートル前から1歩ずつ厚紙を回転させながら後ろに下がって行くのですが、1歩下がったところでもう見えなくなっていました。

私は横で見ていて本当にびっくりしましたし、かわいそ過ぎます!

青年も沈んだ面持ちでトボトボと病室へ帰って行きました。

まだ若いのに。これから快復すれば良いけど。。僕とは違う病気だったのかな?手術がうまく行かなかったのかな?等々いろいろ考えてしまいます。

自分は運良く視力も戻ってきているし、術後も順調だと言われていたので、精神的にすごく余裕がありましたが、青年は不安や絶望感等、様々な複雑な気持ちを抱えているに違いありません。

自分もそうなる可能性はあったかもしれないので、彼にすごく同情しました。

2つ目は、その日の朝の検査時に、執刀医の先生から気になる事を言われていたのです。

先生「順調だね。」

私 「ありがとうございます。」

先生「じゃあ今日レーザーやろっか。」

私「???」

先生「補完的なもので、剥離起こしてた孔の周りにレーザー当てて強固なものにするっていうやつね。診察室でちゃちゃっとやって10分位だから。」

私「はい。。。」

先生「ちょっと痛いかも知れない(笑顔)」

私「痛いんですか。。。。。(〃_ _)σ∥」

先生「痛いって言う人もいる。けどやらないとまたそこから剥がれて来ちゃうから。」

私「はぁ。。。」

先生「じゃあ後でね。」

この前の手術で終わりじゃなかったんだ。

予想していなかった追加手術に落胆し、ちょっと痛いかもしれないとの言葉にかなりびびってしまいました(  TДT)

つづく~