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舞踊家・櫻井郁也によるクラス情報・ステージ情報・作品プロセス・アートや音楽の話題、日々の記録など、週1程度のペースで更新していきますので、ぜひご覧ください。

 

あらためまして、皆様どうぞよろしくお願いいたします。

 

ダンスアートユニット〈櫻井郁也/十字舎房〉制作部、 櫻井郁也 拝

 

 

 

(写真=櫻井郁也新作公演7/30〜31:現場リハーサルより)

 

たしかに生きてきた、たしかにいま生きている、

しかし、命というものについて一体何を知っているのだろうか、

という疑問が何歳になっても、ある。

命というものについて真面目に考えようとすればするほど、命というものに接する意識が何とも足りていない気が、年々してくるのである。

半世紀以上生きていて、色んなことをして、色んな国を旅して、色んな人に会って、色んな本も読んで、そして思えば歴史的に大きな出来事に何度も見舞われ、ふと、「知らない」ということそのものを重く実感する。

そんななかで突発したコロナ禍もすでに長くなり、そこに新たな戦争が始まり、さらに先日のテロ、ごく身近な場所にいつ突然の危機が発生してもおかしくない、という、いま、この「いま」のなかで、やはり命について思い考えざるを得ない。

月末の公演に向けて、動き、蠢き、踊ろうとする、踊りなるものへの再接近を、試みている。この「肉体」の奥底を聴き直そうと、する。

どんなふうになるのだろうか、、、。

 

 

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櫻井郁也ダンスソロ

『やがて、、、(タトエバ切ラレタ髪ノ時間ト)』

 

 

 

lesson 櫻井郁也ダンスクラス:ご案内  

クラスの種類や内容など、上記をクリックしてください。

 

 

 

櫻井郁也の作品歴とご感想リンクです。ご参照いただければ幸いです。(2025年5月更新)




【1993〜2005】
●「グロッタの黎明」(93年、川崎市民ミュージアム、ダンス+映像+インスタレーション)
●「深き淵より~第一部:霧・第二部:雨ノ木」
(94年、目黒福祉センターホール、第一部=3人の音楽家・7人のダンサー・俳優によるアンサンブル120分、第二部=ピアノと朗読によるソロダンス80分)
音楽:大南匠、舟沢虫雄、清藤俊亭ほか
●「真空律」(95年、シュツットガルト・オイリュトメウム他、声と打楽器によるオイリュトミー、20分)

●「ダンス・フォア・デュシャン」(95年、北関東造形美術館・臨江閣プロジェクト、ソロダンス 40分)

●「太陽肛門」(96年、横浜STスポット・STスポットダンスシリーズ、ソロダンス 70分)

●「ピアノの為に」
(96年、府中の森芸術劇場「オイリュトミーの現在」、オイリュトミーソロ 15分)ピアノ演奏:大南匠

●「血は狂ったまま輝いている」(97年、スフィアメックス・第一回フリンジダンスフェスティバル、ソロダンス 60分)音:大南匠

●「虚体ソナタNo,1」(98年、セッションハウス、ソロダンス、55分)ピアノ演奏:大南匠

●「閃光体・POINT/FLASH」(99年、セッションハウス、ソロダンス、60分)音:大南匠

●「それは、このように私のなかを駆け抜けていった」
(2000年、plan-B、4人のダンサーによるアンサンブル70分)音:大南匠

●「サヴァイヴァ・あるいは安息の戸を叩く愚者の踊り」
(2000年、シアターX・インターナショナルダンスフェスティバル、ソロダンス、20分)音:大南匠

●「カスケード」(2000年、三鷹市芸術文化センター、ソロダンス、90分)ピアノ演奏:大南匠

●「風の道を歩け」(2001年、ダンス白州、ソロダンスと4人の演奏家による、野外)音:大南匠

●「ガラスの背後からの叫びと共に」非暴力と不服従へのダンス第一番(2001年plan-B、ソロダンス、70分)

●「花痕」非暴力と不服従へのダンス第二番(02年plan-B、デュオ、90分)

●「In the Landscape」非暴力と不服従へのダンス第三番(03年plan-B、カルテット、90分)

●「光年呆呆」非暴力と不服従へのダンス第四番(03年plan-B、ソロダンス、90分)

●「カナリゼーション〈祈りの河〉」(04年西荻WENZスタジオ、2人のダンサーと1名のアクターによる、120分)

●「真空断層」(05年plan-B、2つのソロダンス )上演作品=『Tarmes』『Tabla Rasa』作曲・演奏=田ノ岡三郎

【2006~2015】
●「野外独舞/古い神社と田園」ダンス白州2006
(2006年、山梨白州。王木神社および周辺。ソロダンス×インスタレーション)

●「ANARCHITECT・06」
(06年 東京plan-B、2つの連続即興セッション、60分×2)
set1/サウンドオペレーション=大南匠、set2/ドラム、コンピュータ=鈴木悦久

●「TABULA RASA:シアターヴァージョン」ポルトガル招聘公演1
(2006年ポルトガル/ローレー市立劇場=ソロダンス×アコーディオン、60分)
作曲・演奏=田ノ岡三郎

●「TABULA RASA:ソロヴァージョン」ポルトガル招聘公演2
(同国/アルガルヴェ・パフォーミングアーツセンター劇場=オリジナルレコーディングによるソロヴァージョン、65分)
作曲・演奏=田ノ岡三郎

◯「舞踏再考」国際ワークショップ
(2006年 アルガルヴェパフォーミングアーツセンタースタジオ)

●「野外独舞/耕地と熱」ダンス白州2007
(2007年、山梨白州。農地、ソロダンス×インスタレーション、野外)

●「カラビンカ」
(2007年 東京plan-B、ソロダンス×打楽器・電子音、70分)
作曲・音源構築・ライブ演奏=鈴木悦久

●「TABULA RASA」再演
(2008年plan-B、ソロダンス×アコーディオン、65分)
作曲・演奏=田ノ岡三郎

●「LAND'S END」
(2008年plan-B、ソロダンス、75分)

●「野外独舞/切り倒された巨木へ」ダンス白州2008
(2008年、山梨白州。巨木伐採跡~空き地、ソロダンス×インスタレーション)

●「風波 - over flow」
(2009年 東京plan-B、ソロダンス×打楽器、70分)
作曲・演奏=鈴木悦久

●「”おどり” in 四つの節会」ダンス白州2009
(2009~10年、山梨白州。6月=梅林にて・8月=真夏の一本道で・10月=秋の樹々と・2月=厳冬の木立~森の舞台 /野外ソロ×インスタレーション、40~50分×4回)

●「一穂の空へ」
(2009年 東京・三鷹市内。住居ビル屋上でのソロダンス×アートパフォーマンス、45分)
企画・コンセプト=石丸魚

●「ダブルファサード」
(2009年 横浜ZAIM。水のインスタレーション×映像×ソロダンス、40分)
美術&映像=今井紀彰

●「DANCE PHASE ~”CROSS CORNEA"」
(2010年 名古屋KDハポン、サウンド×ソロダンス、60分)
共同コンセプト・作曲・音響構築=鈴木悦久

●「器官なき身体~phase1」
(2010年 東京・plan-B、ソロダンス、75分)
底本=アントナン・アルトー
音楽提供=福島諭/コンピュータ音楽、濱地潤一/サックス

●「TABULA RASA 2011」再創作
(2011年夏 plan-B、ソロダンス×アコーディオン、60分)作曲・編曲・演奏=田ノ岡三郎
※東日本大震災鎮魂公演。

●「かつてなき、結晶 - 3.11/SILENT」
(2012年3月 東京・plan-B、ソロダンス、65分)

●「むすび ・天地礼讃内景」越後妻有アートトリエンナーレ
(2012年8月 新潟・織物工場跡。インスタレーション×ソロダンス)美術・共同演出=瀧澤潔

●「Hakobune:方舟」ルクセンブルグ招聘公演
(2012年10月 ルクセンブルク/デュドランジュ文化センター、ソロダンス公演、65分)

◯「Movements for Re-born」国際ワークショップ
(2012年10月 ルクセンブルク/ルクセンブルク国立振付センター)

●「コドモの領分」アートフェスティバル鎌倉なんとかナーレ
(2012年12月 横浜国立大学附属鎌倉小学校、特殊調律ピアノ×インスタレーション×ソロダンス、45分)
音楽・演奏=寒川晶子、アートワーク=西川昌和/小学生有志、空間・共同演出=瀧澤潔

●「青より遠い揺らぎ」
(2013年3月 東京・plan-B、ソロダンス70分)

●「Dance of the Dead:ダンス・マカブル」
David Brognon & Stephanie Rollin with Ikuya Sakurai
(2013年6月 駐日ルクセンブルク大使館 、映像×インスタレーション×ソロダンス)
共同コンセプト&美術=ダビッド・ブルノン(ルクセンブルク)、ステファニー・ロラン(ベルギー)

●「ひかり-not here」
(2014年11月 東京・plan-B、ソロダンス75分)

●「記憶の海をわたることから」中房総国際芸術祭・いちはらアートミックス
(2014年3月 千葉・廃校舎再生現場。インスタレーション×ソロダンス)美術・共同演出=瀧澤潔

●「その血にきけ」
(2014年5月 東京・plan-B、ソロダンス80分)

●「CHILD OF TREE」
(2014年10月 東京・plan-B、ソロダンス75分)楽曲提供=田ノ岡三郎

●『サイレントシグナルズ』
(2015年3月 東京・plan-B、ソロダンス80分)

●『死のフーガ』
(2015年7月 東京・増上寺境内、ソロダンス15分)

●『弔いの火ー こどもたちのための70年目の8月9日 ナガサキ』
(2015年8月9日 長崎県大村市立松原小学校/戦後70年被爆者追悼セレモニー祈念公演。
 インスタレーション×ソロダンス 50分)美術=瀧澤潔

●『失われた地へ』LANDING ON THE LOST
(2015年11月 東京・plan-B、ソロダンス90分)

●『ホーリーバード』Holy Birds
(2016年4月 東京・plan-B、ソロダンス70分)

●『緑ノ声、ヲ』Voice of green
(2016年10月 東京・plan-B、ソロダンス80分)

●『夜:Premonition』
(2017年7月 東京・plan-B、ソロダンス80分)

●『かなたをきく』FAR BEAT
(2018年3月〜4月 東京・plan-B、ソロダンス73分)

●『白鳥』SWAN
(2018年9月 東京・plan-B、ソロダンス77分)

●『絶句スル物質』京都場アート講座
(2018年11月 京都・京都場、彫刻×ソロダンス 約50分)彫刻・空間構成=藤井健仁

 

●『トラ・ラ・ラ』TORA LA LA
(2019年4月 東京・plan-B、ソロダンス80分)

 

●Franck Miltgen ×Sakurai Ikuya :Performance for Apeiron
『アペイロンのためのパフォーマンス〜あるいは、知覚の会話』               

 (2019年9月 東京・遊工房、現代アート×ソロダンス 約40分) 共同コンセプト&美術=フランク・ミルトゲン

 

 ●『沈黙ヨリ轟ク』Distant Cry                                                                             
  (2019年11月9~10 東京・plan-B、ソロダンス84分)
 

●『血ノ言葉』UrSpeak                                

 (2021年7月  東京・六本木 ストライプハウスギャラリー、ソロダンス90分)

 

●『や  が  て  、、、 (タトエバ切ラレタ髪ノ時間ト)』WITH TIME                                                 

(2022年7月  東京・六本木 ストライプハウスギャラリー、ソロダンス95分)

 

●『心臓法則』                                                                                                                                     

(2024年7月  東京・六本木 ストライプハウスギャラリー、ソロダンス95分)

 


※特記なきものは全て、美術=櫻井恵美子、ダンス・音=櫻井郁也、企画制作=十字舎房

舞台写真はコチラです。←click


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【参考LINK】ご感想・ご紹介(外部サイト含む)
笠井叡「櫻井郁也のダンス」

NEW東京公演2019春ご感想

東京公演2018秋ご感想(※美術・音楽2018年9月欄に記載)

東京公演2018ご感想

東京公演2018ご感想(作曲家・福島諭さん) 

東京公演2017ご感想

東京公演2016ご感想

NEW  東京公演2011ご感想

読売新聞・東京公演2015
長崎新聞・長崎公演2015
東京公演2014評:シアターアーツ
いちはらアートミックス2014記事

ルクセンブルク大使館公演評・英文
ルクセンブルク公演記事
ポルトガル公演評・英文
ポルトガル公演評・原文
ポルトガル公演記事/ポルトガル語

長崎公演2015ご感想
長崎公演2015関連記事:旅するムサビ
名古屋公演ご感想2010
いちはらアートミックス2014ご感想
越後妻有アートトリエンナーレ2012ご感想
ダンス白州記事2009関連記事:英文


東京公演2013ご感想
東京公演2010ご感想
東京公演2010ご感想
東京公演2007ご感想

【Twitter】 

櫻井郁也についてのツイート


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【最新のプロジェクト】
櫻井郁也ダンス公演webサイト

 

 

 



 

『踊り入門〜イノチとカタチ』

 櫻井郁也・舞踏フリークラス

 

 当面スケジュール(予定)

 2025年 8月~ 10月    

  ※現時点での予定です。

  ※日程変更などは、随時このブログに掲載します。

  ※お申し込みは、毎月の予約受付ページから、お願いします。毎月中旬に翌月分の予約可能日を掲載、順次受付になります。  

  ※2025年度は、原則・毎月第1第3火曜日と第2第4木曜日 19:00~21:00 になります。  

 

 

8月
5(火)、14(木)、19(火)、28(木)
すべて19:00~21:00

 

9月
2(火)、11(木)、16(火)、25(木)
すべて19:00~21:00

 

10月

7(火)、16(木)、21(火)、30(木)

すべて19:00~21:00

 


 会場=JR西荻窪駅から徒歩3分

※ご予約時に詳細お知らせ

※天候不順時の対応、臨時休講や変更などは、当ブログTopに必ず掲載します。ご来場前にご覧ください。

 

 

※毎週の定例稽古のスケジュールは、別途用意していますので、当クラス会場にてお申し出ください。       

 

 

 

 

 

誰のいたずらか……。

太陽と月、神経と血管のように、元来ひとつであったはずのものが、あえてふたつに分断され、たがいに働きかけぬ限りはその本性を顕さぬようなカラクリが、どうもこの世にはたくさん仕組まれているように感ぜられてならない。

星がチカチカと光り、生き物がせわしなくうごめき続けている、このいらだたしさは、そんないたずらのせいなのだろうか。

おのれもまた、誰かのいたずらで空虚に散りばめられた、何かのカケラであろうと思えば、あらぬ形に身をさらしたり、聞こえもせぬ音を捏造したり、という奇癖にも合点が行き始める。

存在と存在の間には、やりかかったまんまのパズルのように、実に多くの穴や裂け目が空いているように思う。

無性に他者が恋しいとか、踊らずにはいられぬようなむずがゆさは、そんなパズルを目の当たりにした感覚に近い。

 (櫻井郁也ダンステキスト2006)

 

これは2006年夏の『planB通信』に掲載された文章だが、時を経ても違和感がない。

このような心地が、このごろふたたび身体を揺する。

時間とともに言葉は去ってゆくわけでもない。

むしろ、言葉にすることで、ある体験や経験に質量や重さが生じて、身体という地層に堆積してゆくのかもしれない。

それが何かしらの力によって、また呼び起こされるのかもしれない。

 

 

 

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Stage. 櫻井郁也/十字舎房:公式Webサイト

櫻井郁也によるダンス公演の情報や記録を公開しております。ぜひ、ご覧ください。

Lesson.櫻井郁也ダンスクラス

基礎から創作まで、色々な稽古を楽しめます。

舞踏やコンテンポラリーダンスに興味ある方は、ぜひ!

 

 

 

 

2025年4月より、毎週の定期練習(コチラ)に参加したい方を募集します

少人数制で、ダンスの稽古をともに続け、踊るという行為から生まれるさまざまな体験や交感を楽しむ場です。

アドバイスや対話もくわしくできますので、上達や表現活動を希望する方にも対応できます。

参加したい方は、まず、フリークラス『踊り入門』(コチラ)に一度ご参加いただき、ピンとくるものがありましたら会場で講師まで直接お申し出ください。ご興味やご志望内容に合わせてご案内します。

・営業的なクラスではないので、不特定多数の参加や単発の参加はお受けしません。

・そのため、少なくとも一度はお会いしてからのご案内となります。

・定員の場合は欠員待ちとなりますので、ご理解ください。

 

【ただいまの対象者】

クラスで扱う分野について初心者または比較的短期間の経験者(目安、1〜2年内)

◯ダンスの分野で舞台や映像などへの出演活動を行なっていない方、ご自身の作品上演や振付・指導・ワークショップなどの活動を行ったことがない方(当方の内容と全く異なる分野・演劇・商業舞踊などの出演経験などは除きます)

▶︎作品上演や指導経験がある方、プロとしての活動経験がある方、それに準ずる練習や活動をなさってきた方は、ただいまお受けしておりません。

 

【定期練習への参加費】

・週1ペース:8000円(月4回以内)、週2ペース15,000円(月8回以内)、ほか参加回数に応じて割引あり ※フリークラスへの振替可能 ・入会金5000円 (フリークラスチケット参加中の方は不要)・休退会その他、くわしい参加規定は講師までお声がけください。

フリークラス参加費(定期クラス参加の前に一度参加が必要です)

・単発=3500円、4回=11000円、10回=20000円(購入から1年有効)