櫻井郁也の最新ソロ公演、

いよいよ1ヶ月前を切りました。

3.11直後の心象を踊った『方舟』(2012:ルクセンブルク)、原爆70年忌に捧げた『弔いの火』(2015:長崎)につづく、生と死と再生をめぐるダンス作品。この作品をつくるなか、櫻井はさまざまな命にかかわる出来事に出会い、かつ、生命をめぐる社会的な問題に思索を拡げながら身体に向き合い続けています。

いま、ダンスは、いかなる交感を生み、いかなる思索を紡ぎ得るのでしょうか。

研ぎ澄まされた感性と肉体による先鋭的な作品、そして、長年の追求ならではの見応えある舞いを、ぜひ、ご堪能ください。(十字舎房 制作部)

 

「沈黙すればするほどに聴こえてくる声が、あると思う。

 遠い声、心の声、死者の声、

    物質の声、時間の声、

    不在の声、、、。

 聴こえない声のなかに、

 ない声のなかに、

 本当の言葉が、

 あるのではないかとも思う。

 死者とともに消えていった言葉、

 語られなかった言葉、

 語り得なかった言葉、

 それら、うしなわれた言葉たちに耳を澄まそうとするとき、

 身体すべてが鼓膜になって、

 ダンスの到来を受動するように思えてならない。

 沈黙のなかに立つ。

 極度に、

 極度に沈黙して、

 遠く透明にとどろくものに、

 身を投げる。(櫻井郁也)

 

【公演詳細 Stage information】

櫻井郁也ダンスソロ「沈黙ヨリ轟ク」2019.11/9-10・公式webサイト

SAKURAI IKUYA DANCE SOLO2019 Nov.

 

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