知性は火が消えて分解した太陽だ。

という言葉があって、ずいぶん前から気になってしかたがありません。
これはニジンスキーの日記からみつけた言葉です。
いっぱい書かれていますが、そのなかで、なぜかこのひとことが気になって仕方がありません。
これはカガクテキには不適切なことかもしれないけれど、
イマジネーションの世界ではこれは、
心を動かす力、想像力を刺激する力、
をもった、非常に面白い理屈だと思います。

天空から見えない灰になって太陽が落下し、
それがヒトの内部に取り込まれて知性となるのでしょうか。
あるいは、地球外の空間に太陽があるように、
脳内にも一種の太陽存在が内在して、
その火が消滅して知性に生まれ変わる、
といううことなのでしょうか。
あるいは、
脳それ自体が太陽の変容だ、
ということなのでしょうか。

個的な能力のひとつとして認識するより、
天体的な現象の一環として、
私たちの「知性なるもの」を認識するのは、
ちょっと愉快だと感じます。

知性は火が消えて分解した太陽だ。

なぜかしら、すごくなっとくできてしまうのです、、、。





櫻井郁也ダンスソロ公演
公式webサイト

SAKURAI IKUYA DANCE SOLO 




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