一人稽古で年納めをした。見せるともなく、準備でもなく、自分のためだけに踊る。それを忘れていた。何年ぶりか、それをした。
夜中すこし走り込み、小さなアトリエでベートーヴェンの『春のソナタ』を小さな音でかけた。耳を澄ましてそっと踊る。音楽の明るさがゆるやかに背中を押してくれる。良い年になるかどうかは自分次第だ。とにかく踊れるだけ踊れ、という気持ち。
年末の忙しい時にこんなことをするのは初めてだったが、良かった。
たかが2時間ほどの時間を作るだけ、それが何故できなかったか。これから毎年やるか、、、。
踊りというものに感謝がじわり波うつ。
踊りなくして出会えた人がどれほどいたか、踊りなくして出会えた喜怒哀楽がどれほどあったか、と思えば、本当に踊りなくして自分はどうなっていたか想像がつかない。
たまたま気晴らしで始めた踊りが暮らしそのものに。偶然なるものにも感謝すべきか。
偶然、土方さんの踊りに驚き、偶然、笠井師に出会い、偶然、踊り始めて、、、。これは不思議な楽しさだ、続ければ何かがあるのではないか、という若い時の直感を何故か覚えていて根拠もなく踊り続けてきた。きつい日もあり、どれほどのものか分からず苦しんだりもあったが、邪念を恥じてただ続けた。続けていたら30年以上たっている。偶然の素晴らしさ。続けることの素晴らしさ。踊りと出会えた素晴らしさ、が、やっと少し少し見えてきたかも。
何かを続けること、受け入れ続けること、逃げないこと、それらが、かけがえない力を持つこと。プロセスそのものが成果だということ。楽しむ、ということ。好く、ということ。
やめない、捨てない、逃げない。つまり自分を、つまり生を、つまり関わる人や関わる全てを、まっとうすること。
「踊りとはカラダに心を込めること」
このシンプルなことに今更ながら深さを感じ始めている。
夜中すこし走り込み、小さなアトリエでベートーヴェンの『春のソナタ』を小さな音でかけた。耳を澄ましてそっと踊る。音楽の明るさがゆるやかに背中を押してくれる。良い年になるかどうかは自分次第だ。とにかく踊れるだけ踊れ、という気持ち。
年末の忙しい時にこんなことをするのは初めてだったが、良かった。
たかが2時間ほどの時間を作るだけ、それが何故できなかったか。これから毎年やるか、、、。
踊りというものに感謝がじわり波うつ。
踊りなくして出会えた人がどれほどいたか、踊りなくして出会えた喜怒哀楽がどれほどあったか、と思えば、本当に踊りなくして自分はどうなっていたか想像がつかない。
たまたま気晴らしで始めた踊りが暮らしそのものに。偶然なるものにも感謝すべきか。
偶然、土方さんの踊りに驚き、偶然、笠井師に出会い、偶然、踊り始めて、、、。これは不思議な楽しさだ、続ければ何かがあるのではないか、という若い時の直感を何故か覚えていて根拠もなく踊り続けてきた。きつい日もあり、どれほどのものか分からず苦しんだりもあったが、邪念を恥じてただ続けた。続けていたら30年以上たっている。偶然の素晴らしさ。続けることの素晴らしさ。踊りと出会えた素晴らしさ、が、やっと少し少し見えてきたかも。
何かを続けること、受け入れ続けること、逃げないこと、それらが、かけがえない力を持つこと。プロセスそのものが成果だということ。楽しむ、ということ。好く、ということ。
やめない、捨てない、逃げない。つまり自分を、つまり生を、つまり関わる人や関わる全てを、まっとうすること。
「踊りとはカラダに心を込めること」
このシンプルなことに今更ながら深さを感じ始めている。