褒めるのが下手です。
もっと褒めたかった、もっと喜んで良かったかも、、、。

レッスンでありながら、非常に興味深く、また共感が広がる、貴重な時間を得ました。

週4枠の「定期クラス」、月2の「西荻ほびっと村・舞踏クラス」に加えて、『追加クラス』というレッスンを月に1~2回やっいて、今日はその日。名前の通り、もっと踊りたい人が好きな時に参加するチケットクラスなので、毎回メンバー構成も人数も、おのずと雰囲気も変わります。内容は即興ダンス。参加者1人1人が全く思いのままに踊り、それを互いに鑑賞し、ディスカッションし、関連するトピックを僕は詳しく話したり何らかの課題を提供します。いつも、あっという間に時間が過ぎ、今日もやはりそうでしたが、今日は思いがけない発見と刺激がありました。

参加者のカラダを見つめながら、音楽を流しました。

アルバート・アイラーとジョン・コルトレーンのジャズ。

それらが身体を刺激して出てきた動きから、それぞれの鮮やかな個性が出ました。

音楽と一体化しながら心の変化を溢れさせてゆく人、そこから滲み出るある種の感動。音楽に身を任せ切ってカラダがバラバラになるんじゃないかと思える人、そこから発生する危機感とリアリティー。

アドバイスや駄目出しはしつつ、その反面、もっと見たいもっとこの人たちの奥の奥にある潜在力を引き出したい、という欲望がわいて仕方がない時間でした。

今さらながら、踊りは人を活性化するのだと思えてなりません。

社会や教育や日々の日常が人に嵌めてゆくワク。常識や思想や信条や美意識からフっと離れて解放される一瞬そこに、かけがえのないハダカの存在が垣間見えることがあり、その瞬間の体験が人を本当のその人自身に帰還させます。度々あるものではないかもしれないけれど、踊り、という自由と純粋を希求する場は、時としてその瞬間をもたらします。テレプシコラの降りる瞬間でしょうか。

ちょっと大袈裟かもしれないけど、ダンスは人の可能性の無限さを感じさせてくれます。人を好きにしてくれます。


今日のレッスンは本当に面白かったです。
感謝!!