
きょうは9/9です。舞踏クラスの指導をする日でした。
稽古場の西荻窪ほびっと村学校は、家から自転車で30分くらい。
きょうはスーパームーンだときいていたので、少し早めに出て、一時間弱、歩きました。
歩きながら月見でもしようと思って、いつもならギリギリまでしている仕事や雑事をはやく切り上げたのでした。
いつも通る道。
案の定、学校帰りの子どもたちが、空を見て騒いでいました。
見えるよ。でかいよ。そうかな。
西側には少し夕焼けが残っているのに、月の方位も、明るく感じました。
18時半すぎ、日没となり。
入れ替わりにクッキリ見えた月は、確かに大きい。
その頃には、足を止めてパラパラと空を見ている大人たちも居て、
でも気がつかないのか関心が無いのか、まったく普通に歩いている人が居て、
たまに、えっなにあのつき、という声も聴こえて、
ちょっとシュールレアリズムの絵のようでした。
月は道路標識と同じくらいに見えました。
月は赤銅色で、ドラが空中に浮いて停止しているようでもありました。
その色が少し空に滲んで、ちょっと不穏な色彩の感じが、あって、、、。
理性では、ああこれがね、たしかにちょっと大きいようなきがするね、と思い、
おなじカラダの中で、奇妙にうずうずするような面白さと不気味さが蠢いておりました。
血を騒がせる、とはこのことなのかしら。
そのまま月をながめながら、あるき、あるきながら、ずいぶん色んな想像が浮かびましたから、メモとかとっちゃいました。
いま創っている舞台の作品にも何か反映するかもしれません。明日のリハーサルはどうなるか・・・。
クラスが終わって21時。
空を見上げると、もう、いつもの月が白くポカンと輝いているのでした。
小さいなあ、と、今度は思いました。
そして、なぜかホッとしている気持が感じられました。
そうそう、これがいつもの気持なんだよな・・・、と。
天空の表情は、やはり面白いですね。
空が変われば人の気持も変わるのでしょう。
写真=日没直後、スマホで。肉眼のほうが全然大きく見えました。上手く撮影できなかったですが、いちおう・・・。

新聞のWEB(写真ココのほうがキレイです)