いのちの痕跡がありました

動かず、語らず、
すこぶる静かに
時の風が吹いていることを
伝えていました

明るいひかりにさらされて
透き通ってゆく
丸っこいかたちが

可愛くて

これは、
触ってはいけないな、
と、思いました

(夏の兼六園にて)