朝から次の作品つくり(ダンス白州=昨日書いたやつ)。きょうは美術家と作業。広い体育館を借り切って、踊る。かなり猛然とイメージを踊り倒す。○時間○千円ナリ、予算。
さ、どうだワカリマスカっっ??ええ、ちょっと見えますね、でも、ここじゃ、終わらないね、そう、街に出ましょう、時間ってありますか。わかりました時間ですね、ありましょうつくりましょう、お互いに。(どっと、雨)あそこがわからん、あそこはイケてる、さて、色なんだけど衣裳なんだけどオブジェなんだけど布なんだけど素材なんだけど・・・。おお全部カッコイイ負けたそっちが一歩先だソレって俺のアタマんなか以上かもヤラレタ。

歩く立ち止まる話す、イケそうな店、モノ触るモノ叩く、お~こりゃG音だコッチは半音高いよ、見た目同じだけど音が違うねドウよ。肌で耳で計測、また歩く立ち止まる、やがて話も止まる、手踊り、ステップ、う~言葉にならない。それでいいですよ、思ったより言葉が苦手なのね、言葉なんかじゃ困るんです、ちょいとわかるかな。また歩く。歩きながら、あの男の脚つき、あの女の眼、あの子どものシャツの色、ふと耳をよぎった音いや音楽だ、あれって、なんだろ???東京。何でもありそうで、意外と、何にも無~い。とか言っているとヒョッコリ、「ツカエソウナ」もの、が顔を出す。これ、こうやったら、こんなフリが出るけどね、どうよ!!!

あ~夕刻だ。アタマはクラスにシフト。今日は「ダンスクラス」だ。働きつつダンサーを目指す人、それぞれのアート活動をこなしつつの人。集う人のダンス魂がバンと伝わってくる。ここでも作品つくりだ。つくる行為でこそ、つくる壁を越えながらこそ、イマ伝えられるすべてを、学んでもらえれば・・・。(ショーイングします=11月1日の予定です)

教える。センセーって呼ばれる。受ける。けど、このクラスでは「あえて」完璧ではありたくない、正しさのみでも、ありたくない。作家の顔を、振付家の顔を、そのまんま、さらけ出したいのだ。ここに集まる人には、それが誠意だと考えている。メソッドだけじゃなくて、経験・体験・予感・期待・困惑まで、まるごと投げかけてみたい。

こう動いてみたらどうか、いや、そんなんじゃわからんよ、おおカッコ良い、でも意味が分かりません、カラダから、声が聞こえそうだ、でもまだ、ちゃんと聴こえない。弱ったな。振りをわたす、曲をぶつける。ちょっと待った、動いてみせる、しゃべりまくる、なんか声がデカいかも。集中力、だいじょうぶかな?もしかして体力、オーヴァーしてる?あと5分だ、もう一回だけ、踊ってみてよ。音が鳴り、踊りが始まり、でも、タイムアウト・・・・。そんな、ギリギリのところで、ひとつだけ見えるものが毎回ある。2時間のドタン場か。あと10分ほしかったよね。いや、30分は欲しいでしょ。これって、どうですか?う~む、まだその脚つきがね、気になるけど帰らなきゃ、また次回だよね。そうっすね、今日はこの辺にしときますか。(帰路、帰宅)いまだ気になる、あの身振り、あの瞬間の表情。アイツ=結構やるな、あの子の首筋=ほめ忘れちゃった・・・。・・・。

再び俺のソロのこと。ビデオ見る、シャシン見る、ノート書く、書きつつ読む。次の稽古までに、このテクニック、この質感、このイメージ、この音をーーーーー。夜中だ。

カオスの続きか、すでに、あたらしいカオスの始まりか。こんなことを、くりかえして・・・。

(明日は基礎オープンクラス。ジム・モードだ。すっきりカラダに向き合います!!)

次の公演=ダンス白州2008

クラス=案内&参加方法