櫻井郁也ダンス・ソロ公演
『タブラ・ラサ』
Sakurai Ikuya dance solo "TABULA RASA"
(第10回 "a sul" International Contemporary Dance Festival,PORTUGAL /日本特集:招聘作品)
6月6日開催 planB
(チケット予約受付中)
________________________________________________________________
公演日が近くなり、一日のほとんど、身体のことが気になって仕方がない。稽古が苦境に入った時にかぎって、踊りがはじけ始めるときがある。自分の意図から身体が脱線して、妙に動いたり、スカッと停まりきったり。そんなとき・・・、
からだにはからだの思い、というものがあるように感じる。動きが動きを求めるように動き、あっというまに消え去り続ける。ふいに訪れた停止の中で、見たことのない光景が視野を襲う。思いとかイメージなんて、バラバラとはがれ落ちてゆくようだ。現在なんぞというところから、どこか大気の向こうにでも散らばってしまいたくて、からだは動いているのかもしれない。そこに追いすがるように心というものが、ある。
今回の作品「タブラ・ラサ」で、しばしば感じることだ。
Tabula rasa=白紙還元。テーマというより、見果てぬ目標としてのタイトル。
からだに、心をあずけきってしまうようなことができれば良いのだがとの思い。
踊った後、しばしば思い出すのがレヴィナスの「存在するとは別の仕方で」という書。長大。なかなか読解は進まぬけれど、ピンとくるものがある。存在スル。その観念から解き放たれてみたい。ワタクシとアナタ。心と体。此処と其処。つながり作用しあっているものだが、なぜ境界を引くのだろう。目を開いていると、身体は個別のエッジだ。しかし目を閉じると、流れつながる様々の接合点に感じる。そこにアタマや心を添えてゆくと、ひょっとすると、私自身、はかりしれぬ無数の関係の「響き」なのではないかとも感じる。
ダンスは、存在を響きに分解する。いかがか・・・。
(少々わけのわからぬ文になりました。お許しを。)
6月6日開催:ソロ公演ご案内
5月27日開催:舞踏ワークショップ
毎週開催:基礎~各種定期クラス
『タブラ・ラサ』
Sakurai Ikuya dance solo "TABULA RASA"
(第10回 "a sul" International Contemporary Dance Festival,PORTUGAL /日本特集:招聘作品)
6月6日開催 planB
(チケット予約受付中)
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公演日が近くなり、一日のほとんど、身体のことが気になって仕方がない。稽古が苦境に入った時にかぎって、踊りがはじけ始めるときがある。自分の意図から身体が脱線して、妙に動いたり、スカッと停まりきったり。そんなとき・・・、
からだにはからだの思い、というものがあるように感じる。動きが動きを求めるように動き、あっというまに消え去り続ける。ふいに訪れた停止の中で、見たことのない光景が視野を襲う。思いとかイメージなんて、バラバラとはがれ落ちてゆくようだ。現在なんぞというところから、どこか大気の向こうにでも散らばってしまいたくて、からだは動いているのかもしれない。そこに追いすがるように心というものが、ある。
今回の作品「タブラ・ラサ」で、しばしば感じることだ。
Tabula rasa=白紙還元。テーマというより、見果てぬ目標としてのタイトル。
からだに、心をあずけきってしまうようなことができれば良いのだがとの思い。
踊った後、しばしば思い出すのがレヴィナスの「存在するとは別の仕方で」という書。長大。なかなか読解は進まぬけれど、ピンとくるものがある。存在スル。その観念から解き放たれてみたい。ワタクシとアナタ。心と体。此処と其処。つながり作用しあっているものだが、なぜ境界を引くのだろう。目を開いていると、身体は個別のエッジだ。しかし目を閉じると、流れつながる様々の接合点に感じる。そこにアタマや心を添えてゆくと、ひょっとすると、私自身、はかりしれぬ無数の関係の「響き」なのではないかとも感じる。
ダンスは、存在を響きに分解する。いかがか・・・。
(少々わけのわからぬ文になりました。お許しを。)
6月6日開催:ソロ公演ご案内
5月27日開催:舞踏ワークショップ
毎週開催:基礎~各種定期クラス