2015年はじまりました。。。

今年もよろしくお願いします。

早速動きだした織物事業。

そこでのやり取りが面白いといわれたのでちょっと書いてみます。

今NHKでもやってる「まっさん」本当に気持ちがわかる。

つまり私は鴨居社長、そして創り手たちは、まっさん。

売れる商品と、創り手の創りたいものが必ずしも一致しない。

私のように創り手と一緒に創っていこうとする人間からすると、彼らの意向に添ったものにしたい、一緒につくっていきたい。

となると「これを作れ!」の一言ではうまくはいかない。そこには信頼関係や、彼らの意向をきちんと理解しないといけない。

そんなある日

私はある商品の提案をした。返事は難色を示す返事がきた。

そして他のことでも、ちょっとしたトラブルがあったので、これは今回帰省したときにきっちり意思固めをしなければなんて思った。

私が出した提案は裂織りという方法で、まずは商品を作ってほしい。というものだった。

理由は裂織りで織られたものは、織りを知らない人間からすると、斬新だったり、よくあるシャネルのジャケットのような印象をうける。

でも実際、織物職人からすると

「あんな織りは中学生でもできる。」

たしかに。。。。

事業って難しいところが、チャンスとタイミングという波にのれるかどうか。

その波がきていて、その波を逃すべきではないと感じるいま。

必死に彼女達の創りたいものはなにか、今までやりたいとおもっていたけど、できなかったことは何か?やってみたい夢はなにか。

などを一緒に話し合った。

何度も足を運んだ、私も織ってみた。

そして現状を伝えるためにペーパーで説明し、

そこには、あなたたち、織職人の意向をきちんと反映させたものにする。そのためには、今は裂織りをやってください、そしてその次にあなたたちの意思に沿ったものをやります。

と伝えました。

そしてなぜ今やらなくてはいけないのかを説明し、納得してもらいました。

納得してもらったのもつかのま。。

東京スピードと田舎スピードのずれ。。。。

私も東京に帰ってくるとどうしてもこちらのスピードになってしまう。

私も企画なり、色々資料提出しなくてはいけない今、彼女達のスピードに全てをあわせている暇はない、けれど主役は彼女達なんて想いから情報の共有は欠かさなかったら

「はやくてついていけない」

という苦情が。。。

七転び八起きそして転ぶ。。

そして、

つづく。。。。