おだやかな暮らし | きみは月をかじってわらった

きみは月をかじってわらった

ルーシーは
おおきくくちをあけて、
たまごとミルクを
まぜたみたいな月に
いきおいよくかみついた

なにから話せばいいんだろう
どこまで話をしてきたんだろう
何度も くりかえしては

わかってもらおうなんて
おもえない
わたしにもわからないし
なにしろややこしい

しがみつきたくなんてないし
じぶんのからだは足だけでささえたい
なんともないこと
なんでもないこと
なんにもないこと
それがきっといまほしいもの

ほしいものは
おだやかな暮らし