花園での全国高校ラグビー選手権大会が1月7日に終了して1カ月もたっていないけれども、高校ラグビーの新チームは既に、3月に熊谷で開催される全国選抜大会へ向けて動き出している。東京都でも、早くも新人大会の決勝と3位決定戦が行われた。
今年の新人大会の決勝会場となった江戸川臨海球技場
今年は、昨年までの主会場となっていた葛飾区陸上競技場ではなくて、開催地が江戸川区臨海球技場ということになっていた。ここは、JapanラグビーリーグONEのクボタスピアーズ船橋東京ベイがホームタウンとしている、スピアーズえどりくスタジアムという呼称の江戸川区陸上競技場から、さらに臨海方向というか紅葉川高校と東京臨海病院方向へ進んでいった先のところにある。
公共交通で移動していくとなると、東京メトロ東西線の西葛西駅からも徒歩で15分少々歩くことになる。ちょっとわかりにくいかもしれない。
会場は、だだっ広い運動公園広場で、少年野球や草野球のグラウンドとして何面もとれるようになっている。そこには、一応スタンドもあるがラグビーのメインとなっているグラウンドからはいささか距離がある。グラウンド内に入っても観戦可能だがそこにはベンチがないので立ち見か地べたに座ってということになる。
明大中野の選手たち
〇3位決定戦
東京 19(5―5/14-5)10 明大中野
〇決勝戦
早稲田実 22(10―7/12-14)21 目黒学院
決勝は、先の選手権大会の第一地区と第二地区の代表になった同士の対決となった。このあたりは、今の高校ラグビーの現実というか、上位校がほぼ固定化してきてしまったことを表しているとも言えよか。東京都の高校ラグビーも、上位校は固定されてきている現実は否めない。
ただ、加盟校は他県よりは、少し多いので千葉県の流通経済大柏、栃木県の國學院栃木、茨城県の茗溪学園のように、1校が特化して抜けている状態にはなっていない。また、神奈川県の桐蔭学園のような、全国的にも図抜けた存在がいるというワケではない。
明大中野のラインアウト
それだけに、上位校の競り合いは、面白いともいえよう。そういうことで言えば、関東地区の都県大会段階では東京都と埼玉県が、いくらか「どうなるかわからないぞ」という観戦側の興味はある。それは、決勝が毎大会同じ顔ぶれということではないからでもある。埼玉県では、今季は慶應志木が花園初出場を果たしている。しかも、花園でも勝利を挙げた。
東京都新人大会では、早稲田実が最も実績のある國學院久我山を下しての進出である。現状東京都としては、最大の壁を突破してきての進出となったと言ってもいいかもしれない。もっとも、このところの実績では早稲田実は國學院久我山をリードしている要素もあるのだが。
東京の応援横断幕と応援幟
3位決定戦には明大中野がトーナメント戦では本郷、東京朝鮮と言った強豪校を下しての準決勝進出を果たした。準決勝では目黒学院に1トライのみに押さえ込まれてしまったが、ここまでの進出は健闘と言っていいであろう。東京は、関東大会進出を目指していたが、準決勝で早稲田実に0対22と完敗してしまい、3位決定戦に回った。
明大中野に対して、実績からすれば負けられない意識の東京は、5分に先制トライは許したものの、10分に同点にして前半はそのまま。そして後半4分、東京がゴール前の混戦からトライを奪ってリードする。明大中野も14分に一本返したものの、19分にゴール前スクラムから左展開でトライを奪い、ゴールも決めて突き離してそのまま逃げ切った。
早稲田実・目黒学院の試合
決勝もロースコアの展開で、前半は早稲田実がなかなかトライが奪いにくいと判断してか、11分にPGで3点リードする。そして28分にラインアウトからトライを奪うが、前半ラストプレーで目黒学院もラインアウトでボールキープして、そのままむゴール下まで持って行ってトライ&ゴールとなる。これで3点差のまま前半終了。
後半になっても、ゴール前の攻防は、お互いにDFもよく堪えていた。ただ、目黒学院に大事なところで少しボールが手に着かないかなという場面があった。そこを突かれて、8分、17分と早稲田実がトライを重ねた。しかし、残り10分を切って目黒学院は攻め込んで21分とラストプレーでトライを重ねて追い上げた。それでも、届かなかった。
それでも、結果的には早稲田実の最初のPGでの3点が効いた形になって、僅差で早稲田実が逃げ切った。





