高校野球の現場は、やはり夏の甲子園がピークということになっているので、そこを目指す地区大会の始まる7月から、甲子園のある8月が忙しいのだと思われがちだ。しかし、それは多くのメディアの扱いと同じで有力校と言われるところやプロ注目と言われる選手の動向を追いかけるからそうなるだけだ。
現実は、ほとんどの学校は7月の地区大会で負けたら、そこから新チームをスタートさせている。そして、7月下旬から8月には遠征合宿などをするところも多い。また、練習試合なども積極的に組んで、試合経験を作っていくという作業に追われている。
指導者たちにとっては、手探り状態で大変な時期でもあるが、その一方で「今度は、どんなチームになっていくのかな」、あるいは「今度は、どんなチームにしていこうかな」という思いで、大変ながらも、ワクワクする時期でもあるようだ。
そして、ほとんどは夏休みもなく、なおかつ昨今では暑さ対策にも神経を注ぎながら、秋を目指したチームを作り上げていくのである。
愛知県や岐阜県、神奈川県など早い地区では8月の中旬に入るとすぐに一次ブロック予選が始まる。また、埼玉県や栃木県、茨城県などでも準公式戦扱いで新人大会やブロック交流戦というのが開催されていく。これで、おおよその戦力予測が見えてくるのだけれども、実は、高校野球の各チームは8月にいかに試合数を重ねられているのか、ということが大きい。
また、どんな相手とどのような試合をしてきたのか、その経験などが、直近の秋季大会にどう生かされていくのかということになる。そういう意味では、現場はやはり忙しい。
そして、その現場を追いかけているボクなんかも、実はハードに忙しいのだ。9月に入ると、関東各地でも県大会が始まるし、東京都も一次ブロック予選が始まる。多くの地区は週末に試合が集中するのだけれども、埼玉県のように、平日から地区ブロック予選を組んでくるところもある。
ボク自身は、高校野球の現場は、裾野こそ大事だという思いでもある。だから、そういう現場の試合を追いかけるボクとしては、こういう時期こそ足の運び甲斐もあるものだと思っている。そんな思いで、各地を駆け巡っている。だから、場合によっては、7月の夏の大会よりもハードかなということもあるくらいだ。
それでも、現場へ足を運べば何かが見つかるし、いろんな人にも会える。ことに、地区ブロック予選などでは「こんな試合にまで、来てくれたんだ」と、顔見知りの指導者たちなどは非常に喜んでくれることも少なくない。そうしたことも、高校野球コミュニケーションの現場の喜びだと思っているし、そこでまた、何らかの発見や学びもある。だから、現場に足を運ばなくてはいかんのだということを、いつも思っている。
さあ、9月も中旬。今週末も忙しいぞ(*^-^*)。




