まあ、楽しく観られたというか、リラックスして観られた映画🎥『裏社員。~スパイやらせてもろてます』(琉東藤一郎・監督/我人祥太・脚本)だった。ボクとしては、ほとんど知らないWESTというお笑いグループというか何というか、そんな若者たちが寄ってたかって、スクリーン上ではしゃいでいるのだけれども…。ボクとしては、そんな若いヤツたちの姿を何となく大人として観たいたのかなぁ。
それでも、「こんな映画もあってもいいんじゃないの…」という、ちょっと大人としての気持ちで傍観するというか、そんな気分にさせてくれたかなとは思う。
まぁ、ボクの人生の中で、この映画を観たから何か得たかとか、学んだとか、人生の得になったとか、そんなことは、何もない。何もないけれども、2時間ちょっとの時間をまぁ、面白く過ごせたということでは意味はあったてのかなとは言えようか。
笑いあり、アクションあり、人情あり友情あり、そんなこんなが大阪らしいごった煮の土手煮込みみたいにてんこ盛りになった映画だった。しかも「おまけ」付きの遊びもあって、さらなる遊びまであるというモノでもあった。
それでも、テーマとしては、しっかりと「人と人との関係っていうのは、比較的難しいやろ」という、案外マジメなモノでもあった。
関西ナニワの某商店街の取り壊しをめぐって、維持派と取り壊し派とが争うのだけれども、それを、建設会社の裏社員という存在が、それぞれの立場でその現場に入り込んで、祭りに絡んでいく。そんな中で、取り壊し派だった者が、いつしか維持派になってくのだ。ところが、敵かと思ったら味方になっている。そして、味方かと思いきや、やっぱり敵だったのか…、というそんな人間模様だ。
いやいや、人間模様というほど美しくは表現されていない。ただ、ごった煮的にいろんなヤツが絡んでくるのだけれども、その根底に人情があるところが、ちょっとナニワ的なのかもしれない。そして、取り壊し側のつもりだったのが、いつしか維持派になっていて、長老の竹中直人なんかの存在も面白いのだけれども、商店街の祭りのごたごた感も悪くはないかなと思えた。
結局何が言いたいのかというと、よくわからないけれども、何となくスカッとしたようなしないような感じでのエンディングとなっていく。そして、最後はかつての「七人の刑事」のように、誰が誰だかよくわからんが「七人のWEST」の連中が、横並びで歩いていくという形でエンドクレジットが上がってくる。
娯楽映画ということで言えば、程よい味わいだったかもしれない。大衆食堂で、そこそこの料理をそこそこのあじで食って、それなりの値段で「まぁ、その場は満足したか」という、そんな感じだったと言っていいであろうか。


