謎解きの面白さはあった『バスカヴィル家の犬~シャーロック劇場版』、犯人は果たして…? | (株)ジャスト・プランニングも、何だかんだで15年目を突破した

(株)ジャスト・プランニングも、何だかんだで15年目を突破した

ついこの間始めたばかりだと思っていたこの会社も、干支で言うとひと回りを越えて、15年目に突入してしまった。その間には、コロナ禍や事務所の引っ越しも含めていろいろなこともあったかな。そんなことを思うと、まあ、よくここまで持っているかなというところだろうか。

 探偵小説もしくは犯人探しストーリーのバイブルとも言われているコナン・ドイルの『シャーロックホームズ』シリーズ。その、1901年の作品と言われている『バスカヴィル家の犬』が原案になっているという映画🎥『バスカヴィル家の犬~シャーロック劇場版』(西谷弘・監督/東山狭・脚本)。フジテレビの、月9枠でドラマ化されたものがベースだということだ。

 興味を持ったのは、西谷弘監督ということもある。

 かつて、不倫映画の傑作とも言っていい『昼顔』において、その男女の心情描写が秀逸だったこともあって、ボクは印象深かった。それだけに、謎解きということへの興味とともに、多分犯人探しがストーリーの実になっていくだろうけれども、その犯人の心情心理がどう描かれているのかなと言うところにも興味があった。

 ところが、ストーリーの運びの上手さというか、展開の「どうなっていくのだろう…?」ということに興味を引っ張られて、見事にサスペンスタッチの謎解き映画の罠にはまってしまった。そして、終わってみたら、いろんな辻褄が合っていたことに気がつかされる。そういう意味では、観る側としては見事に見せる側の術中にハマってしまったという印象でもあった。とは言うものの、観賞後感は悪くはなかった。

 瀬戸内海の小さな島が舞台。そして、そこに住む資産家の怪しい屋敷と、その金庫が隠されているという山中で事件が起こる。しかも、資産家は今時珍しい狂犬病で怪死。かつては黒い犬が葬られたという黒犬の伝説のある屋敷でもあり、犬の鳴き声や洋館で飼っているシベリアンハスキーのベルなんかの存在も、恐怖心を煽るには十分だった。

 そこで生活する奇妙な華麗なる一族が、一人一人と姿を消していく。そして、次のターゲットは誰なのか。また、そこに絡んでいた不思議な誘拐事件の真相は何だったのか…。

 やがて、20年前の別の赤ん坊の誘拐事件との関連がクローズアップされていく。

 洋館のリフォーム業者として登場してきたのが広末涼子だった。最初、「どうして広末涼子がこんな役どころなのかな」と、思ったけれども、きっと何かに絡んでくるのだろうなという気はしていた。中盤からはその役どころがキイとなっていたことが分かる。そのあたりも、上手い見せ方だったのかもしれない。

 そしてやがて、後半の謎解きというか種明かしで20年前の誘拐との関連が見えてくる。こうして、ストーリーに引っ張られていきながら、全貌が見えてきて、納得していくのだけれども。ラスト、自然災害によってこういう形で、すべてを終わらせちゃうのか…ということで、拍子抜けではないけれども、そういう手もありかと思ってしまった。