3月の訪れとともに、全国の大学野球連盟の各チームは、来月から開幕するリーグ戦へ向けてのオープン戦が真っ盛りとなってきている。この時期のオープン戦は、春のリーグ戦へ向けての戦力確認ということになるのだけれども、3月の早い段階では、まだまだ監督もいろんな選手を試してみたいという思いも強いであろう。
「駒澤大・鶴見大」系列校同士の対戦でもある
起用された選手は、それぞれの機会でのチャンスを生かして、大いにアピールしたいところだ。東都連盟の2部に低迷している駒澤大グラウンドでは、神奈川連盟2部の鶴見大を迎えての試合となった。共に、今季での1部昇格を目指したいところだ。駒澤と鶴見は、母体となる仏教宗派が同じということで、系列校対決ということにもなる。
駒澤大002 100 000=3
鶴見大002 001 11X=5
駒大・半澤理玖君(2年・白樺学園)
駒大はこの日、投手は延べ6人が登板し、トータルの出場選手は23人だった。駒大の先発は188㎝の長身半澤君(2年・白樺学園)で4回二死まで投げた。3回に死球後に3本の安打を浴びて、2点のリードをすぐに吐き出してしまったのは、他の3イニングは3人で抑えていただけに、反省点だろう。その後を左腕の杉山君(2年・健大高崎)がワンポイントのはずだったが、四球を与えてしまい二人に投げることになった。
6回からは左腕南君(4年・東海大相模)が投げたが、5番宮本君(2年・松本国際)に右翼へのソロアーチを浴びて同点となる。南君は7回も続投したが、1安打と3四球で押し出しで1点を献上した。結果的にはこれが決勝点ということになった。丁寧に攻めていこうとしているのだろうけれども、制球がもう一つで苦しかった。
押し出し後は左腕平野君(2年・中京大中京)がワンポイントで抑えていった。しかし8回には、5人目の廣永君(2年・熊本工)が登板したのだが、先頭の二馬君(3年・横浜創学館)に二塁打が出て、バントで進むと、内野ゴロで帰り追加点を挙げた。こうして、形としては、先制されてた鶴見大だったが、すぐに同点に追いついて、再度リードされても食い下がっていき終盤で逆転。試合の流れの作り方としてはいい形だったと言っていいであろう。
6回に同点本塁打を放って三塁ベースを回る鶴見大・宮本虎太郎君(2年・松本国際)
そして、先発前田君(3年・二松学舎)が5回二死二塁まで投げて、その後を小嶋君(3年・青森山田)が小気味いい投球で切り抜けた。小嶋君は3回1/3を無安打1死球のみに抑える好投だった。これは、リーグ戦へ向けて大いなる自信となっていったことであろう。
この時期は、入学前だが新入生も入部が確定している選手たちは、早くも起用されるということもある。鶴見大では横浜創学館出身の勘米良君が、9番中堅手で先発出場して、5回にはポテンではあったが安打を放っている。そして、8回には一死一三塁でいい当たりの三塁ゴロを放ち、ゴロGOでの三塁走者を帰して5点目を叩き出した。
好リリーフで駒大打線を抑えた鶴見大・小嶋夏弘君(3年・青森山田)



