あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。 | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。

69点
汐見夏衛のベストセラー小説を実写映画化。主演は朝ドラ『舞い上がれ』の福原遥と、事務所移籍で一時干されていたが復帰し始めた元岡田健史の水上恒司。
現代の女子高生が、1945年にタイムスリップして若い青年と知り合う。その青年が特攻隊員だったという展開。
タイムスリップと入れ替わりにハズレなしのジンクスがあるが、本作も導入部から画面に引き込まれる。ストーリーはなるほど面白い。
主演2人は絵に描いたような美男美女。特攻に招集されるわずかな期間で恋に落ち、そして別れを迎える構成。
予告を見た通りのベタなお涙頂戴の流れ。ネットの感想を見ても、ハマって号泣したという人と、全く泣けなかったという人が二分されている。自分もなんかあまりにも泣かせよう圧を感じてしまい、ちょっと一歩引いた感じになってしまった。
オチにもうひと工夫あるかなと期待したけど、わりとすんなり終わってしまい残念。主題歌の福山雅治も取って付けたようなイメージ。
映画館で見ればそこそこ良い映画かなと思うけど、数年後にテレビで見たらちょっと恥ずかしくなりそうな作品。主演のファンの人はさっさと見に行ってサッと泣いてしまいましょう(笑)

監督:成田洋一
出演:福原遥、水上恒司、中嶋朋子、坪倉由幸、伊藤健太郎、津田寛治
2023年  128分