ホーンテッドマンション | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

ホーンテッドマンション

65点
ディズニーランドの人気アトラクションを実写映画化。2003年にもエディ・マーフィーで映画化されているが、今回はリブート(作り直し)という形で内容もだいぶ変更されている。キャスティングにもポリコレを感じさせたり、まぁ今風の雰囲気。
舞台はアメリカ・ニューオーリーンズ。不気味なお屋敷「ホーンテッドマンション」を破格の値段で入手した母子のお話。
展開としては往年の名作『ゴーストバスターズ』に通じる部分がある。幽霊題材をコミカルに描き、怖さあり笑いあり、そして意外にもクライマックスで涙ありの構成。
ただ想像よりエンタメしてる部分が少なく、ゴーストの出番も思いのほか抑えめ。この手の作品にしたらかなり地味で、ディズニー系が好きで見た人はぶっちゃけ面白くないと思った人が多かったのでは。
個人的には裏話が見れた感覚でけっこう興味深かった。ただし今回のストーリーは、アトラクションの公式設定とはかなり違うらしい。

しかし日本の週末ランキングでは初登場1位。ただ夏休みが終わったばかりで、大作が公開されてないってのもあり、映画興行としては谷間の時期なのかも。先週の1位が『MEGザ・モンスターズ2』だし(笑)
というわけでアトラクションと違って誰でも楽しめるほどの万人向けではないが、自分としてはまずまずの印象。上辺の派手さを求めない人ならそれなりに楽しめるかもしれない。


監督:ジャスティン・シミエン
出演:ラキース・スタンフィールド、ロザリオ・ドーソン、チェイス・W・ディロン、オーウェン・ウィルソン、ティファニー・ハディッシュ、ダニー・デヴィート
2023年  122分
原題:Haunted Mansion