燃えよドラゴン | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

燃えよドラゴン

74点

1973年公開。ブルース・リー最大の代表作であり、実質的な遺作でもある。格闘アクションの伝説的映画。

孤島で開催される武術トーナメントに参加する主人公リー(ブルース・リー)。しかしそれは表向きで、その島で秘密裏に行われてる麻薬密売と売春行為を暴く目的があった・・・・という展開。
「アチョー!」の怪鳥声、そしてヌンチャクという武器も本作で一気にブレイク。今でもネタとしてバラエティでも使われる事もあるのは、この作品がいかに有名かを示している。
映画の内容的にも、リーがトーナメントで相手を次々なぎ倒しながら、組織が染める犯罪を内偵するというサスペンスの一面もあり、時代のわりにそこそこ凝った内容が面白い。今見るとさすがに古臭い部分もあるが、まぁ野暮なこと言わずそこは素直に当時のブルース・リーに熱狂して見てほしい。古い名作もたまにはいいもんですぞ。


さて後に『燃えよデブゴン』でブレイクするサモ・ハン・キンポーが、冒頭の対戦相手としてわりとガッツリ出演しているが、他にも無名時代のジャッキー・チェンがやられ役でチラリと出ている。ジャッキーの姿が確認できるのは6秒ほどです(笑)

監督:ロバート・クローズ
出演:ブルース・リー、ジョン・サクソン、ジム・ケリー、シー・キエン
1973年  98分
英題:Enter the Dragon