ハロウィン KILLS | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

ハロウィン KILLS

77点
2018年に公開された『ハロウィン』の続編。時系列で言うと1978年版→2018年版→2021年版となっており、その間に作られた多数の続編はストーリーの上では全部なかったことにされている。一見ちょっとややこしいが、実は逆にわかりやすかったりする。

過去作のキャストが大勢出ていてそこは同窓会みたいな形になっているので、昔ながらのファンは嬉しいかもしれない。まぁけどよほどのファンでもないと、誰が誰だか多分気づかないと思うが(笑)
というわけで、つまり本作は新しいハロウィン3部作の2作目ということ。なので物語は中盤という位置付けなんだけど、殺戮シーンは増えていて、いきなりここから見てもスプラッタホラーとしてはなかなか楽しめる出来。ジョン・カーペンター作曲の例のテーマも前作同様アレンジされており、新時代に合うようにリメイクされた印象。

旧作のヒロインで、なぜか執拗に狙われるローリー(ジェイミー・リー・カーティス)はもうお婆ちゃんになっており、しかも前回で傷を負い入院で出番は少なめ。その代わり娘と孫娘が活躍。

しかしブギーマンことマイケルはとにかく片っ端から殺しまくり、もはやその理由は哲学レベルまで達している。日本では『13日の金曜日』のジェイソンに比べると知名度は低めだと思うが、個人的にはこちらの方が無機質で好きだな。


さて先に書いた通り3部作の2作目なので、ラストは次回に続くとなっている。そして肝心の完結編だけど、コロナで延期になってるのでおそらく2022年の10月公開が予想されている。ってかこのシリーズは必ず10月31日近辺に全米公開されてるのでそこは予想しやすいよね。

監督:デヴィッド・ゴードン・グリーン
出演:ジェイミー・リー・カーティス、ジュディ・グリア、アンディ・マティチャック、ウィル・パットン
2021年  
原題:Halloween Kills