48時間 | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

48時間

90点

1982年に製作されたアクション・コメディのヒット映画。エディ・マーフィのデビュー作でもある。
脱獄した殺人犯を追うため、服役中の黒人を仮釈放して白人刑事がタッグを組む展開。限られた時間が48時間。
とにかくこの作品は、ニック・ノルティとエディ・マーフィのやり取りが面白い。なので字幕版よりも吹替え版がおすすめなんだが、エディ・マーフィは下條アトムが断然よかった。後に山寺宏一でソフト化されたんだけど、なんだかもう別物になってしまっていてすごく残念だったのを覚えている。

声優でこうも違うものかと愕然とした思い出がある一本。これだから吹替えは無駄に映画を壊してしまうんだよなぁ、と改めてオリジナル音声の重要さを感じた。
さて8年後に続編『48時間PART2』が公開されるも、こちらは全然ダメダメ。破天荒さが全く失われ、そこらにある地味なアクション作品になり下がってしまっている。
吹替えの難しさ、続編の難しさをそれぞれ表現した貴重な作品(笑)

監督:ウォルター・ヒル
出演:ニック・ノルティ、エディ・マーフィ、アネット・オトゥール、ジェームズ・レマー、デヴィッド・パトリック・ケリー
1982年  96分
原題:48Hrs.