リトル・フォレスト 夏/秋/冬/春 | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

リトル・フォレスト 夏/秋/冬/春

92点
月刊アフタヌーンの漫画原作を実写映画化。夏、秋、冬、春の4部作で1本60分前後。劇場公開時は夏秋編と冬春編がそれぞれセットで別々に公開された。
一応簡単なストーリーはあるが、基本的に主人公のいち子(橋本愛)が、東北の田舎村で自給自足の一人暮らしをするのがメイン。自分で収穫し食事を作り、近所の人たちと交流しながらまったりと進む。
話の順番は夏→秋→冬→春。冒頭の始まり方は4本とも一緒で、エンドロールも4本ともについており各話が独立した構成。しかしまぁ4話どれから見ても特に問題はない。なので1つ見て気に入ったら全部見てみるのもいいかな。
内容は、いち子が昔東京に住んでたとか、実は母親が家出していたとかの過去がフラッシュバックしたり、近所に住んでいる友人の松岡茉優や三浦貴大がたまに遊びに来て愚痴ったり、知り合いの爺さんが説教してきたり、田舎に住んでるとありそうな出来事がちょこちょこと起こるだけで、拍子抜けするくらい単純な展開。
特に深いメッセージはないけれど、全部見終わったら不思議ともう1回見たくなる、謎の魅力を持った映画。
コロナで外に出れない今、こういうストレートな田舎作品はわりとおすすめかも。
 
監督:森淳一
出演:橋本愛、松岡茉優、三浦貴大、温水洋一、桐島かれん
2014-2015年  夏57分、秋55分、冬62分、春58分