メイフィールドの怪人たち | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

メイフィールドの怪人たち

86点
1989年、32歳のトム・ハンクス主演作。
ヒッチコックの名作『裏窓』を意識したようなサスペンス・コメディ。閑静な郊外の一軒家に住む主人公一家。その隣に引っ越してきたはずの一家がほとんど姿を見せず、夜な夜な不気味な動きを見せている。さてこの隣人の正体は?
基本的にコミカルな進行。笑える部分をちょこちょこ挟みながらも、なかなか正体を現さない隣人に迫る展開。
この手の「謎の隣人」系列の映画はけっこう多くて、例えば『ホワット・ライズ・ビニース』や『ディスタービア』など、わりと王道的なストーリー。果たして本当に隣人は悪人なのか?あるいは主人公の妄想なのか?が焦点になっている場合が多い。さてこの映画はどっちでしょう?
ドタバタした悪ふざけの場面も含んでいるけど、そこは笑いありドキドキありの絶妙な演出。映像はさすがに古いものの、ストーリー的な部分は今見ても全く色褪せていない。コロナコロナでふさぎがちの今、おすすめの楽しい1本。
 
監督:ジョー・ダンテ
出演:トム・ハンクス、キャリー・フィッシャー、ブルース・ダーン、リック・ダコマン、コリー・フェルドマン
1989年  102分
原題:The 'Burbs