チャイルド・プレイ(2019) | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

チャイルド・プレイ(2019)

72点
1988年に1作目が公開。以後計7作が作られた人気ホラーシリーズ『チャイルド・プレイ』。
近年は過去の名ホラーが再製作されることが多い。例えば『サスペリア』はオリジナルをさらに深く突っ込んだストーリーに改変。『ハロウィン』は1作目の続編という形だった。そしてこの『チャイルド・プレイ』は旧作の設定をちょこちょこ変えた、新しい内容の作品。いわゆるリブートってやつ。
旧作では、人形のチャッキーは死んだ殺人犯が乗り移った設定だったが、今作ではあくまでただの機械の暴走。どこか『ターミネーター』に似た印象。
グロ映像は着実にパワーアップ。けどじゃあ怖いの?と聞かれると全然怖くなくて、単純に殺人人形と人間の戦いみたいな形になっている。ホラー見慣れた人からするとだいぶ物足りないかもしれない出来かな。
しかし公開前のポスターでは『トイ・ストーリー4』とコラボしたり遊び心もちらほら。ラストを見る限り続編を作る気はあるようで、次回やるなら本編の方で斬新なアイデアが必要かも。このシリーズは意外と化ける余地を秘めていると個人的に期待。
 
監督:ラース・クレブバーグ
出演:オーブリー・プラザ、ガブリエル・ベイトマン、ブライアン・タイリー・ヘンリー、マーク・ハミル(声の出演)
2019年  90分
原題:Child's Play