メン・イン・ブラック:インターナショナル
49点
7年ぶりとなるシリーズ第4作目。
本作はトミー・リー・ジョーンズとウィル・スミスが出てないため、まずそれだけでマイナス。加えて今回メインの1人テッサ・トンプソンに個人的には全く魅力を感じなかった。キャストはMIBっぽさがゼロ。
ストーリーは特にひねった部分はなく、悪玉エイリアンと戦うのは従来どおり。戦闘シーンや乗り物はCGを駆使して迫力が増したものの、肝心のエイリアンには過去作の使いまわしが多く、ショボいイメージは否めない。
お馴染みのキャラも数体登場するが、特にオマージュ的な物は感じられず、シリーズ通じての繋がりが希薄だったのは残念。あまり深く考えないで作っちゃった的印象が強い。
単独の今風コメディタッチSFとして見ても、あまりクオリティが高いとは思えず。今さら4作目を作った意義は無いように思えた。
近年のハリウッド映画はネタ切れが深刻で、シリーズものとリメイク/リブートがやたら多いけど、このレベルだと過去の栄光まで汚してしまいかねないよね。人気映画を安易な意図での復活はそろそろ控えてほしい。
監督:F・ゲイリー・グレイ
出演:クリス・ヘムズワース、テッサ・トンプソン、リーアム・ニーソン、エマ・トンプソン、レベッカ・ファーガソン
2019年 115分
原題:Men in Black International