ハロウィン(2019) | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

ハロウィン(2019)

41点

人気ホラーシリーズの最新作。 日本公開は4月12日だけど、アメリカでは2018年に公開済みですでにDVD化されてるんですね。というわけで一足早く鑑賞。
『ハロウィン』は続編やリメイクなど派生作品が計10作も製作されているが、本作は1978年に公開された第1作目の直接の続編という設定。
10月31日ハロウィンの夜に、理由不明で暴れまわる連続殺人鬼「ブギーマン」を描いた展開。話は同じく人気ホラー『13日の金曜日』によく似た印象。
40年越しの続編、ということもあり、当時のヒロインだったジェイミー・リー・カーティスを起用。過去シリーズのオマージュもいくつかバラ撒き、シリーズの集大成的作品に仕上げている。
うーんでもこのシリーズのファンから言わせてもらうと、グロ映像、緊張感ともにホラー作品としてイマイチすぎる。

ようは怖そうなマスクをかぶった殺人鬼が早足で追いかけてきて包丁で殺すだけなので、今の時代に再現しても真新しい印象は皆無。ジェイミー・リー・カーティスも過去の続編にチラホラ出演してるため、新鮮味はないよね。さらなる続編を匂わすラストもワンパターンすぎ。新たに作ったわりには完全にアイデア不足が露呈してしまった。
ただこんな低レベルでも、アメリカでは週末ランキング2週連続1位を記録。向こうではホラーというジャンルが世間から認知されてるんだよなぁ。日本だと完全にマニア向け扱いなのでそこはうらやましい。


監督:デヴィッド・ゴードン・グリーン
出演:ジェイミー・リー・カーティス、ジュディ・グリア、ニック・キャッスル
2018年  105分
原題:Halloween